内海健史氏
小田急電鉄株式会社 人事部課長/小田急研修センター所長
1999年、東北大学法学部卒業後、小田急電鉄株式会社に入社。駅などでの現業研修の後、経理系部門に従事。2005年から同社の海外人事派遣制度により約1年間台湾に駐在し、現地の日本観光協会台湾事務所にて訪日インバウンド業務に取り組む。台湾から帰国後、広報・宣伝業務や小田急箱根ホールディングス株式会社出向時の経営計画策定など、多様な業務を担当してきているが、現在の人事部門所属歴が最も長く計10年を越える。2018年から現職で、未来価値創造やキャリアオーナーシップを意識した会社人事制度・風土改革に取り組む。
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内海健史 氏
小田急電鉄株式会社 人事部課長/小田急研修センター所長
小田急電鉄が取り組む組織風土改革~事業変革に必要な“風土づくり”と社員の挑戦を引き出す“制度構築”~ ~【日本HRチャレンジ大賞 『大賞』特別講演】~
今後、確実に見込まれる人口減少により、
多くの企業において、ビジネスモデルの転換や多角化などの対応が求められています。
小田急電鉄では、鉄道事業・不動産事業といった、
“人口増加”と“経済成長”に支えられた事業モデルからの転換の必要性を感じる一方、
鉄道事業ならではの強い「安全第一」の意識から、
「失敗は許されない」組織文化が根強くあり、チャレンジが生まれにくいという課題感がありました。
そこで2018年より、チャレンジするカルチャーを構築すべく、組織風土改革を実行。
『未来創造プロセス』と題して、創りたい未来を実現するための基盤としての”風土づくり”と、
社員の挑戦を引き出す”制度構築”を両輪とした、総合的な変革の取組みを開始しました。
なかでも、事業アイデア公募制度『climbers』では、制度開始から4年で10件のアイデアが採択され、
うち3件が実際に事業化されるなど、主体性を持ってチャレンジする風土の醸成が進んでいます。
本講演では、第12回 日本HRチャレンジ大賞で『大賞』を授賞した、
小田急電鉄株式会社 人事部 課長 内海健史氏と、
同賞の審査委員長の学習院大学 名誉教授 今野浩一郎氏が登壇。
同社の組織風土改革について、具体的な取り組み内容をご紹介いただくとともに、
その背景や取り組みの結果、現状の課題などについて深掘りしてまいります。