小宮山陽夫氏
ソフトバンク(株)
先端コネクテッド推進部
部長
2004年にソフトバンクBB株式会社 入社 以降、ブロードバンド事業、モバイル事業の開発部門に従事 2018年よりMobility領域へ参画し現職に至る
Interop Tokyo カンファレンス 2021
- 国内講演者
- 民間企業
- 管理職
小宮山陽夫 氏
ソフトバンク(株)
先端コネクテッド推進部
部長
セルラーV2X(Vehicle to Everything):5Gと自動運転
「自動運転」というと、「無人で街を走り回るクルマ」というSFのようなイメージが浮かぶかもしれませんが、自動運転技術のメリットはドライバレスだけではありません。たとえばすでに実用化されている「衝突被害軽減ブレーキ」や「高速道路における車線維持」といった、「ドライバのミスや負荷等を減らす技術」も含まれます。自動運転とは本来、こうした「安全で快適な交通のための運転支援システム」から、“究極のゴール”である「無人による輸送・移動」すなわち「自律運転」までの、広いジャンルを指す用語です。
こうした自動運転を支える技術の一つが、自動車と周囲との通信、すなわちV2X (Vehicle to Everything)技術です。
本セッションでは、V2Xの中でもとくに、携帯電話技術を活用する「セルラーV2X」について着目します。携帯電話事業者の視点から、「5Gを含む携帯電話を活用した自動運転の研究開発や普及展開」について、さらには「日本と世界の状況や今後」について紹介します。
<要旨>
・V2Xの概要とセルラーV2Xの特徴
・5Gを含むセルラーV2Xの最新動向
・普及のためのキーファクター
Interop Tokyo カンファレンス 2022
- 国内講演者
- 民間企業
- ディスカッション
- 管理職
小宮山陽夫 氏
ソフトバンク(株)
先端技術推進部
部長
コネクテッド・モビリティ(Everything to Network)
高度に発達した交通インフラは、物流を支え、あらゆる経済活動の基礎となり、社会の急速な発展を支えています。交通インフラを駆使する移動手段、すなわちモビリティのDXを現在大きく推進しているのが、自動運転技術です。自動運転の環境条件を広くするための手段の1つが「コネクテッド」であり、通信による車両のセンシング領域の拡大や他車との協調、いわゆるV2Xについての研究開発が世界各国で進んでいます。
既存の車車間(V2V)/車路間(V2I)のITS通信は、信頼性や実時間性などの優位性がある一方、通信可能な範囲や普及率には課題がありました。つまりクルマは、限られたクルマ同士の通信(V2V)、あるいは限られた交差点での通信(V2I)でしか、支援を受けられなかったのです。そこに、携帯電話網のアドバンテージ(広範囲なカバレッジと、デバイスの普及による相互接続性)を加えるのがV2N通信です。携帯電話網からコネクテッドのサービスを受けながら、実時間性や高信頼性が必要な通信にはITS専用通信を用いることで、周囲のクルマや機器、サービスと連携し走行することが可能となり、クルマの「視界」は大きく開けることになります。
本セッションでは、未来のモビリティを支える通信技術として、既存の車両、路側、歩行者などの垣根を超えてすべてのモビリティがつながる世界(Everything to Network)を想定し、既存ITS通信と5G、6Gを含む携帯電話の融合やそれらを活用した自動運転の状況、および国内外の動向と課題について議論します。
Interop Tokyo カンファレンス 2023
- 国内講演者
- 民間企業
- ディスカッション
- 管理職
小宮山陽夫 氏
ソフトバンク(株)
先端技術推進部 部長
デジタルツイン・キャンパス 〜その意味と成果の社会展開〜
現実空間のさまざまな事象や活動をデジタルデータとして仮想空間で収集・認識し、そのデータ処理や分析によって実社会での問題の発見・解決を支援する「デジタルツイン」は、5G(第5世代移動通信システム)、さらにその先のBeyond 5G/6Gなどの無線通信技術の発展と相まって、多くの分野での基盤技術となりつつあります。
本セッションでは、「5G・6Gなどの先端技術を活用した次世代の情報インフラを研究開発する場」として、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)に設置された『デジタルツイン・キャンパスラボ』のビジョンと取り組みを参加者と共有し、大学のキャンパスが持つ意味と、そこで研究開発される技術の社会への展開について議論します。
「移動するものを支援する無線通信システム」「キャンパスの物理空間のデジタル化」「センサ機器や同画像認識」「センシング技術」などの技術論とともに、「情報流通のための規格化・標準化なども見据えた大学キャンパスにおける情報インフラのコンセプト」、またそこから生まれる「未来の当たり前の情報環境を体験できる次世代キャンパス」、そしてその先の「社会を支える情報基盤」のあり方を考えます。
<要旨>
●5G、Beyond 5G
●次世代キャンパスネットワーク
●実証フィールド