荒堀淳一

富士通株式会社 AI倫理ガバナンス室長

富士通株式会社AI倫理ガバナンス室長として、富士通グループにおけるAI倫理の社内実装を主導するとともに、総務省AIネットワーク社会推進会議AIガバナンス検討会構成員や経団連AI活用戦略タスクフォース委員などを務め、AIを始めとする最新テクノロジーに対する社会の信頼を確保するための内外の施策に取り組む。同時に、同社デジタルテクノロジー推進法務室長を兼務し、データ・プライバシーにかかわる規制対応などの法律面からデータドリブンなビジネスの推進をサポートすることを通じて、ユーザー企業におけるDX変革への貢献を目指している。また、2015年から2018年まではワシントンD.C.事務所長として米国に駐在し、テクノロジーやイノベーションを取り巻くグローバルな政策環境の調査に従事した。

01Booster Conference 2022

2022/11/28 〜 2022/12/02
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • 管理職

荒堀淳一

富士通株式会社 AI倫理ガバナンス室長

AI時代におけるAI倫理の重要性と具体的な実践例

現在、深層学習などのAI技術が発達し、世界中のあらゆる産業でAIを活用したビジネスが活発化しています。AIはイノベーションをもたらし人々の生活を便利にするものですが、使い方によっては社会に悪影響を及ぼし、それによって大きな社会的批判を招き、製品やサービスが提供できなくなるリスクもあるといわれています。こうした背景を踏まえて日本を含む各国で議論され形成されつつあるのが、「AI倫理」という新しい倫理です。 本セッションでは、「AI・データ倫理の教科書」(弘文堂刊)の著者である西村あさひ法律事務所 パートナー弁護士の福岡真之介氏と富士通株式会社AI倫理ガバナンス室長である荒堀 淳一氏が登壇。AI倫理とはどのようなものか、また富士通がどのように考え、実践しているのかを伺います。