遠藤直紀氏
beBit / 代表取締役
1974年鳥取県生まれ。横浜国立大学経営学部卒。 米国留学後、97年にソフトウエア開発会社に就職。98年にアンダーセンコンサルティング(現アクセンチュア)に転職、通信会社のインターネット活用戦略策定プロジェクトなどに参画。 2000年3月、ビービットを設立し代表取締役に就任。設立当時から日本ではまだ馴染みの薄い“ユーザビリティ、ユーザエクスペリエンスの重要性”に着目、コンサルティングを開始。人間の心理を解明することで多くのデジタルサービスの改善を行ってきた。 2017年からはコンサルティングに留まらず、ユーザエクスペリエンスを高めるSaaS、USERGRAMの提供を開始している。
Success4
- 国内講演者
- 民間企業
- ディスカッション
- 社長
遠藤直紀 氏
beBit / 代表取締役
経営者から見たカスタマーサクセスの本質とは?「エンタープライズのカスタマーサクセス」をテーマに、2人のSaaS経営者の本音対談が実現
多くの場合、エンタープライズ(大企業や公的機関などの大規模法人)を対象としてカスタマーサクセスを実現しようとするとき、新たな壁が立ちはだかります。それまでの成功パターンが通じなかったり、カスタマー内で巨大組織ならではの力学が働いていたり、プロダクトやサービスに対するリクエスト内容に個社の強い独自性が見られるなど、多くの違いに直面します。しかし、高い成長を目指し、社会に対してより価値を届けようとする企業にとって、エンタープライズでのカスタマーサクセスを適切に進めることは必須です。
エンタープライズでのカスタマーサクセスを実現するにあたっての難しさと勘所はどこにあるのでしょうか。本セッションで対談するのは、SaaS提供企業の経営者であり多くのエンタープライズに対してデジタルトランスフォーメーション(DX)のアドバイスを行っているビービット代表取締役の遠藤氏と、自社SaaSプロダクトの提供を通じて従来の業務プロセスからの転換を支援しているFORCAS代表取締役の佐久間氏。経営者として、またデジタル時代の Thought Leader(今後の方向性を示すリーダー)として、国内の多くの議論をリードしてきました。現状のカスタマーサクセスに対して感じている本音やエンタープライズのカスタマーサクセスにどう取り組むかなど、経営者の視点からカスタマーサクセスを語ります。
L&UX 2021
- 国内講演者
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- 社長
遠藤直紀 氏
株式会社ビービット CEO
企業変革とUX志向DX
ここで登壇いただく冨山和彦さんと入山章栄さんは、2020年度にビジネス書大賞特別賞を受賞した、書籍「両利きの経営」においてW解説として名を連ねるお二人です。
「コーポレートトランスフォーメーション」という書籍で、冨山和彦さんは日本が今こそ脱却せねばならない企業体質や企業文化を語られています。他のセッションでも明らかにされていきますが、DXの実現や、今の時代に生き抜く企業にとって、「如何に組織文化を時代や環境に合わせるか」はまさしく死活問題であると言えます。
一方で、このL&UXは、「UXとはもはや経営課題であり、ユーザインサイトに根付かないビジネスやDXは実を結ばない」というスタンスを提示しています。この登壇者お二人にとって、こうしたUX志向のDXという考え方はどのように映り、解釈されるのでしょうか。
アフターデジタルというコンセプトを世に打ち出すビービットの代表取締役である遠藤直紀が、モデレーターとして、お二人の見据える日本の課題を伺いながら、アフターデジタルやUXの重要性との符合を探っていきます。
L&UX 2021
- 国内講演者
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遠藤直紀 氏
株式会社ビービット CEO
UXとテックのこれから -人がより自由自在になるために
Zホールディングスの川邊健太郎さんは、LINEとの統合時に以下のようにお話されています。
「意志さえあれば個人レベルでも自己実現ができる。少人数でも世界を変えるようなすごいことができる。そうした自由自在にするためのお手伝い、サービスを我々は提供していきます。」
この言葉は奇しくも、このL&UX全体を通して提示しているコンセプトに非常に近いものです。統合を果たされた今、L&UXを通して得られる示唆は、川邊さんにとってどのように映るのでしょうか。
L&UXのオーガナイザーであるビービットCCOの藤井が全てのセッションを振り返りながら、得られた示唆を川邊さんに投げかけ、UX志向のDXを推進するビービットの代表取締役である遠藤とのディスカッションを通して、これからの日本の在り方を問い、議論することで、このオンラインフェスを締めくくりたいと思います。