金井郁氏
埼玉大学経済学部教授
東京大学大学院博士後期課程単位取得退学。2010年3月博士号取得(東京大学)。専門は労働経済論、ジェンダー論。埼玉地方労働審議会委員。埼玉県男女共同参画審議会委員、川口市男女共同参画推進委員会委員長などを歴任。日本的雇用システムにおいて中核とされる男性正社員とは異なる働き方をしてきた一般職女性、パート、自営業と雇用労働者の間のような性格を持つ自営的雇用などの非典型雇用に関心を持ち、研究を行ってきた。主な論文に「女性の昇進をめぐる意識とマネジメント : 雇用管理体系とジェンダー」(『大原社会問題研究所雑誌』704号、2017年6月)や「人事制度改革と雇用管理区分の統合-女性労働者へのインパクトに着目して」(『社会政策』第13巻第2号、2021年11月)などがある
Social Impact Day2023 -新しい社会経済の形「インパクト・エコノミー」の社会実装-
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- 教授
金井郁 氏
埼玉大学経済学部教授
サステナビリティ経営における人的資本の位置づけと議論の現在地
人的資本、サスティナビリティ情報開示、インパクト会計など、サスティナビリティ経営に関わる多様な側面での議論が急激に発展してきています。本セッションでは、「人的資本」を中心キーワードに、日本において何故急速に注目を集めているのか、背景となる課題を紐解くとともに、開示の制度化の動向についてお伺いします。さらにサスティナビリティ情報を企業価値へ反映させる手法として期待が高まる「インパクト加重会計」が人的資本問題にどうアプローチするのか議論します。