伊賀野康生氏
(株)企
執行役員(チーフ・テレコム/メディア・コンサルタント)
長年に渡り大手米系通信事業者に勤務、通信事業者やメディア、国内製造業等の一般企業向け国際回線/クラウド/セキュリティサービス等の技術支援やプロダクト企画に従事。その後、総合コンサルティングファームに入社し、通信事業の知見とICTの技術力をベースにした戦略コンサルティング業務に従事した後、株式会社企に加入。通信/メディア専門の事業開発・戦略立案等のコンサルティング業務に従事。
Interop Tokyo カンファレンス 2021
- 国内講演者
- 民間企業
- 役員
伊賀野康生 氏
(株)企
執行役員(チーフ・テレコム/メディア・コンサルタント)
いよいよ躍動するローカル5G
ローカル5Gは2020年以降、PoCや制度整備が進んだことで、具体的なユースケースの可能性が見えてきました。とくに2021年は「スタンドアロン(SA)ネットワーク」や「サブ6(4.6GHz帯)」の活用による“より使いやすい”取り組みが進むことから、ローカル5Gの新たな可能性が見えはじめるのと同時に、導入や運用に係る技術課題の解決が一層迫られることになります。
一方で、MNO(通信事業者)によるプライベートネットワーク(いわゆる「プライベート5G」)の提供や、あるいはWi-Fi 6などの類似の技術も台頭しつつあり、ローカル5Gの真価がいま問われつつあります。
本セッションでは、ユーザ企業とベンダーのそれぞれの視点から「ローカル5Gの最新動向」を紹介するとともに、今後の動向を「技術」と「ビジネス」の両面から見通すことで、「ローカル5Gが果たせる役割」や「本当の価値」について議論します。
<要旨>
・ローカル5Gの最新動向(技術・制度・コスト・端末の品ぞろえ ほか)
・PoCの振り返り(実導入・実運用で、「できたこと」と「むずかしかったこと」)
・今後の展望(技術・市場、その他の課題解決策)
Interop Tokyo カンファレンス 2022
- 国内講演者
- 民間企業
- ディスカッション
- 役員
伊賀野康生 氏
(株)企
執行役員
チーフテレコム/メディアコンサルタント
ローカル5G最前線2022 ~実状・役割・課題・可能性~
ローカル5Gは、2019年12月の一部先行制度化以降、2020年12月のバンド追加・拡大を経つつ成長し、いまでは免許の取得者が100前後に到達しました(「実験試験局」も含めると150免許人程度)。とくに2021年以降は、本命視されていた「サブ6(4.6GHz帯)」や「SA (Stand Alone)方式」での取り組みが広がってきています。くわえて懸案とされていた基地局の費用も下がり、2022年はいよいよ普及期に入ってきたと言えます。
本セッションではローカル5Gについて、この2年半の間に多様化してきた「ユースケースの実例・実情」を紹介します。ついで、「ローカル5Gが今後果たすべき役割」や「残された技術的課題」といった環境面を検討します。
最後に、「3GPP Release16以降を見据えての、さらなる発展の可能性」についても議論します。