千葉大右氏
船橋市役所
情報システム課
課長補佐
1994年船橋市役所入庁。市民税課、情報システム課、戸籍住民課等を経て、2020年から現職。 2020年にNPO法人デジタルガバメントラボを設立、代表理事を務める。 総務省地域情報化アドバイザー(2018~) 総務省「地方自治体のデジタルトランスフォーメーション推進に係る検討会」構成員(2020~)
Interop Tokyo カンファレンス 2021
- 国内講演者
- 国・地方公共団体
- 管理職
千葉大右 氏
船橋市役所
情報システム課
課長補佐
政府のネットワーク改革とゼロトラスト戦略
「働き方改革」「テレワーク」「デジタルトランスフォーメーション」など、いずれもインターネットの活用無くしては実現できません。政府においても、「柔軟な働き方の推進」「テレワーク環境の整備」にむけ、「ネットワーク環境の見直し」に着手しています。とくに府省間接続やインターネットアクセスに使用するネットワークなどは、「インターネットの活用」を前提に据え、アーキテクチャを含めて見直しを進めています。
デジタル庁の創設もきっかけとする政府のネットワーク再構築は、「職員の場所にとらわれない働き方を実現するための仕組みづくり」であるのと同時に、「高度化する種々の脅威への対応」に加え、「情報管理の高度化」までをも目指した、「ゼロトラストネットワーク」の実現にむけた取り組みでもあります。
このセッションでは、「政府におけるゼロトラストネットワークの実装方針とその背景にある考え方」、そして「政府ネットワークのねらい」について、デジタル庁の創設に関わったスピーカーから直接紹介するとともに、さまざまなネットワークとの相互接続が求められる「政府ネットワークならでは技術的な課題とソリューション」について討議します。とくに、「オーバーレイネットワーク」「IPv4/6」「NAT越え」「混在するSLA」など、これからのネットワーク設計のヒントになる情報を提供します。
<要旨>
・変わる政府のネットワーク利用と広域ネットワークインフラ
・政府が推進するゼロトラストネットワークとは
・オーバーレイネットワークと挑戦