名木野俊文

パナソニック株式会社 マニュファクチャリングイノベーション本部 生産・環境技術研究所 第一研究部 主幹技師

経歴 ・2000年 3月 九州工業大学大学院 工学研究科 設計生産工学専攻(機械) 卒業(修士) ・2000年 4月 松下電器産業株式会社 生産技術本部 入社 (現 パナソニック株式会社 マニュファクチャリングイノベーション本部) 専門分野 生産プロセス技術 成膜技術 混錬・分散技術

ITmedia Virtual EXPO 2021 秋

2021/09/01 〜 2021/09/30
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  • 民間企業
  • 管理職

名木野俊文

パナソニック株式会社 マニュファクチャリングイノベーション本部 生産・環境技術研究所 第一研究部 主幹技師

サーキュラーエコノミーに対応するセルロースファイバー成形材料開発

植物由来、高強度の特徴を生かせるセルロースに着目し、環境負荷の小さい軽くて強いセルロースファイバー成形材料を開発、家電業界で初めて量産導入を実現した。汎用樹脂への適用にはコストダウンが大きな課題であったが、樹脂融液中での解繊・変性・分散一貫処理技術による水を使用しない全乾式プロセスを確立し低コスト化を実現。また、特性としても比剛性、着色自由性、面衝撃性、リサイクル性が高い材料となっている。2020年度にはセルロースファイバーを70%の高濃度で樹脂に混ぜ込む加工技術を開発した。