國友尚

アソビジョン株式会社代表取締役 / 立命館大学客員教授

大学在学中より演出家、プロデューサーとして活動。テレビ番組やアーティストの演出、プロデュースを10年間に渡り手がける。 ヤフーに移籍後、ヤフオク、Yahoo!知恵袋、Yahoo! JAPANポータル等、数千万人規模が利用するメディアプラットフォーム開発に携わり、企画部門、事業戦略部門の部門長として、新規事業開発およびM&Aによる新領域の開拓を多数成功に導く。 KDDIでは全社CX責任者(Customer Experience)として、マスメディア、インターネット、auショップ、コールセンター等の顧客接点において、ビッグデータを利活用しての一気通貫した顧客体験デザインの変革を実現。 システム工学、感性工学の研究者として、日本創造学会論文賞受賞、イノベーションデザイン、ヒューマンシステムデザインにおける独自の手法は注目を浴びる。

INNOVATIVE CITY FORUM 2021

2021/11/22 〜 2021/11/25
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • 教授
  • 社長

國友尚

アソビジョン株式会社代表取締役 / 立命館大学客員教授

観光新時代に必要なこと~ハピネス・民俗学・テックで編みなおす新たな物語とは~

2019年に3,188万人と過去最高数の訪日外国人旅行者が訪れた日本は、活況なインバウンドに支えられる観光立国への道を辿りつつありました。一方、急速な成長によりキャパシティを超える観光客が押し寄せ、観光地とツーリストとの間に様々な弊害を引き起こす、いわゆるオーバーツーリズムが問題視されてきました。コロナ禍で人流の途絶えたこの機会に、観光地が地域の生活空間で成り立っているという当たり前を再認識し、「観光」という行為そのものを改めて定義する必要があるのではないでしょうか? 昨今、住民自身が幸せに暮らす地域や、地域の歴史・風土に対する住民自身による「セルフリスペクト」のある地域を訪れたいという旅行マインドが賑わいを見せています。一方的に消費されるばかりでない観光地のあり方とは何なのか?本セッションでは、「地域と観光客の共生のあり方」をハピネス、民俗学、そしてテクノロジーの観点から議論し、「観光新時代に必要なこと」を考えます。