土井裕介氏
(株)Preferred Networks
執行役員
計算基盤担当VP
2000年3月慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了。2000年4月より2016年7月まで、株式会社東芝 研究開発センターにて自律分散システムの研究開発に従事。 2016年8月より株式会社Preferred Networksで自律ネットワークシステムの研究の傍ら、社内計算基盤環境の整備を実施。 2019年10月より同執行役員 計算基盤担当VPとしてMN-Core開発から計算基盤サービスの提供までを担当している。
Interop Tokyo カンファレンス 2021
- 国内講演者
- 民間企業
- ディスカッション
- 役員
土井裕介 氏
(株)Preferred Networks
執行役員
計算基盤担当VP
データセンター セッション(1) 最新テクノロジー篇
データセンターは、「ポストコロナ時代におけるデジタル・オンライン前提の社会を実現するための、最重要インフラの一つ」との認識が、ますます高まってきています。
一方で、情報通信システムの中でもとくにデータセンターが消費する電力量の多さと増加は、「2050年カーボンニュートラル」や「地球温暖化防止」のために、「最低限」とすることが社会的な要求となってきています。すなわち、「高パフォーマンスのコンピューティングサービス」を「より小さなエネルギー消費量」によって実現しなければならないのです。
そこで本セッションでは、エネルギー消費量の増加を抑えつつ、高パフォーマンスのデータセンターの実現に向けた最新の実例を取り上げ、参加者のみなさんと共有します。さらに地球温暖化防止という社会的な要求に、データセンター産業・インターネット産業がどのように貢献できるのかについて考察します。
<要旨>
・高パフォーマンス化・省エネ化の両立にむけた取り組み事例
・データセンターとSDGs (Sustainable Development Goals)
Interop Tokyo カンファレンス 2023
- 国内講演者
- 民間企業
- ディスカッション
- その他職名
土井裕介 氏
(株)Preferred Networks
計算基盤担当VP
AI時代の超高密度データセンタ技術
AI技術の急速な発展あわせ、その演算に利用されているGPGPUやアクセラレータなどのプロセッサの能力も、飛躍的に向上しています。また、半導体プロセスの微細化と実装の効率化によって、プロセッサ・システムも高密度化しています。
こうした演算能力の強化と高密度化によって、1ボードあたりの熱設計電力(TDP)は700Wに及んでおり、さらに近い将来には、各プロセッサのTDPが1kWを超えることも予想されています。例えば、NVIDIA DGX H100は、8RUで11.3kVAのシステム電力であり、1ラックで40kVAを超える電力密度の計算機が登場してきています。
本セッションでは、AI時代において急速に高密度化する計算機システムと、それを効率的に運用するためのデータセンタ技術の最新動向について紹介します。
<要旨>
●計算機システムの高密度化の実態
●それに対応するための、データセンタ技術の最新動向