グレートジャーニー合同会社 代表
グレートジャーニー合同会社代表、東京大学未来ビジョン研究センター客員研究員、藤田医科大学客員教授、公益財団法人Wellbeing for Planet Earth共同創業者兼特別参与。 マッキンゼー・アンド・カンパニー東京支社・シカゴ支社を経て、ソフトバンク(現ソフトバンクグループ)に社長室長として入社、執行役員本部長等を歴任。東京都顧問、大阪府市特別参与、内閣官房政府CIO補佐官など、行政改革にも参画。著書に「未来思考2045 - 危機、分断、そしてAIはどう世界を変えるのか」(ダイヤモンド社)、「BRAIN WORKOUT - 人工知能(AI)と共存するための人間知性(HI)の鍛え方」(KADOKAWA)
※ プロフィールの引用元は「経営の前提が揺らぐ今、中期経営計画をどう描くか― 変化を読み、戦略を導く「未来思考」」になります。
※ 登壇者情報には同姓同名も含まれている場合があります。
※ 詳細は以下の一覧をご確認ください。
経営の前提が揺らぐ今、中期経営計画をどう描くか― 変化を読み、戦略を導く「未来思考」
多様性と包摂性ある経済をつくる ~Diversity & Inclusionを原動力に~
「分断」の対極にある概念は、「包摂」である。異なる背景を持つ者同士が平和な関係性を構築するには、多様性の包摂が欠かせない。しかし現代の日本は、まだ「多様性を包摂する社会」であるとは言いがたい。日本では男女雇用機会均等法や女性活躍推進法が施行されてきたが、例えば男女の働き方にはまだギャップが存在し、経営層や国会議員に占める女性の割合は著しく低い。またLGBTの方々への制度的・社会的な理解は十分とは言えず、外国人の住みやすさや仕事環境には課題が多い。障がい者の方々の活躍の機会もまだまだ多くはない。経済格差をはじめ、教育、地域、世代などの格差により、自らの潜在力を社会の中で発揮し切れていない方々も多い。しかし、多様性と包摂性のない社会は単一思考に陥りやすく、社会の創造性が引き出されなくなる。経済のエコシスエムにおける単一思考は、経済成長の機会を著しく奪うことになる。一人ひとりには創造性があり、多様な個人が集まれば社会の創造性は飛躍的に増す。ラベリングを外し、多様性の中で個として力を発揮できる社会の構築が、経済のさらなる発展には欠かせない。日本経済に「多様性の包摂」を定着させるとともに、格差や分断を修復して活力と創造性をもたらすにはどう取り組んだらよいか。一人ひとりの「マインド・チェンジ」にも焦点を当てながら、その方策を考える。