小谷真生子氏
経済キャスター
大阪府生まれ。1986年日本航空入社。1990年に退社後、NHK総合「モーニングワイド」「おはよう日本」、NHK-BS1「ワールド・リポート」などのメインキャスターを務める。1994年10月にテレビ朝日「ニュースステーション」に参加。1998年4月より、テレビ東京「WBS(ワールドビジネスサテライト)」メインキャスターを16年務める。BSジャパンの企業トップのインタビュー番組「小谷真生子のKANDAN」も並行して出演。2014年~2019年3 月末までBSジャパン「日経プラス10」メインキャスターとして出演。2005年よりWFP国連世界食糧計画の顧問。2013年より世界経済フォーラム(World Economic Forum)IMC(International Media Council)のメンバー。2015 年、経済協力開発機構(OECD)年次総会にモデレーターとして登壇。2015年よりトヨタモビリティ基金理事 2020年3月よりBSテレビ東京「SDGsが変えるミライ~小谷真生子の地球大調査~」特番メインキャスターとして出演中。2020年12月より株式会社オープンハウス社外取締役就任。2021年6月よりポラリス・キャピタル・グループ株式会社社外取締役就任。
2021世界平和経済人会議ひろしま 東京セッション 分断を癒し、乗り越える行動とは ~対話、共感、ソフトパワーによる平和への貢献が変える経済、社会、そして世界~
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小谷真生子 氏
経済キャスター
グリーン・リカバリー経済へ ~気候変動と生物多様性の危機に挑む~
新型コロナウイルスは人類に様々な被害をもたらしたが、一方で、複雑な顔を持つ自然への畏敬と、自然に対する人間の存在の小ささを感じさせた。近年は、気候変動を原因とする大規模風水害の激甚化・頻発化により、私たちの生活や経済が大きな打撃を受ける機会が増え、私たちの基盤が、自然環境に大きく依拠していることを度々思い出させる。さらに気候変動は、私たちの食糧や生活圏の選択等の基礎である地球の生態系を支える生物多様性にも大きな影響を与えている。生物多様性の喪失は、生態系の脆弱化へと繋がり、私たち人類の食糧や生活圏の選択に大きな制約を及ぼしかねない。自然環境の悪化は、大きなコストとなって私たちに跳ね返ってくるのである。「グリーン・リカバリー」とは、コロナ危機で停滞した経済・社会を、気候変動を抑え、生態系を守りながら再構築しよう、という考えであるが、その取り組みの一例として、再生可能エネルギーの選択、持続可能な形で生産された木材や紙製品の利用、使い捨てプラスチック製品の利用を減らす、等の取り組みがある。しかしこれらの取り組みが始まって既に久しいが、まだまだ日本経済のメイン・ストリームにはなっていない。効果的な「グリーン・リカバリー経済」の構築のために、私たちには何ができるのか。個人と企業の行動、それぞれのレベルで議論したい。
Forward Day 2021
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小谷真生子 氏
経済キャスター
実戦SDGs – 笹谷マトリックスで読み解く未来 –
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