新井紀子

国立情報学研究所 社会共有知研究センター センター長・教授/一般社団法人 教育のための科学研究所 所長・代表理事

東京都出身。一橋大学法学部およびイリノイ大学数学科卒業、イリノイ大学5年一貫制大学院を経て、東京工業大学より博士(理学)を取得。専門は数理論理学等だが、人工知能や地方創生等、文理融合分野で幅広く活動をしている。具体的な研究成果としては、教育機関向けのコンテンツマネージメントシステムNetCommonsや、研究者情報システムresearchmapの研究開発、リーディングスキルテストの開発、edumapの開発、米原駅東口再開発プロジェクトへの助言等がある。 2011年より人工知能プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」プロジェクトディレクタを務める。2016年より読解力を診断する「リーディングスキルテスト」の研究開発を主導。科学技術分野の文部科学大臣表彰、日本エッセイストクラブ賞、石橋湛山賞、山本七平賞、大川出版賞、エイボン女性教育賞、ビジネス書大賞などを受賞。2017年にTEDで行った講演は、23カ国語に翻訳され150万人以上が視聴した。2018年にはマクロン大統領の招待により世界のトップAI研究者とともにフランスのAI政策について進言。また、同年、国連において持続可能な開発目標(SDGs)と科学技術との関係を討議する第3回STIフォーラムで基調講演を行った。主著に「生き抜くための数学入門」(イーストプレス)、「数学は言葉」(東京図書)、「AI vs 教科書が読めない子どもたち」 「AIに負けない子どもを育てる」(東洋経済新報社)など。

ガートナー アプリケーション・イノベーション & ビジネス・ソリューション サミット

2021/06/21 〜 2021/06/22
  • 国内講演者
  • 教育・研究機関
  • 基調講演
  • 教授
  • 理事

新井紀子

国立情報学研究所 社会共有知研究センター センター長・教授/一般社団法人 教育のための科学研究所 所長・代表理事

DX時代にこそ求められる人材育成

時代のキーワードがAIからDXへ移った。AIの可能性と限界を踏まえた上でAIを含むITテクノロジーを中心に据え、「AI-人協働」による生産性最適化を目指す企業が増えた証だろう。「ロボットは東大に入れるか」というAIプロジェクトを通じてAIの限界についていち早く警鐘を鳴らした登壇者が、「AI-人協働」の最適化の具体的イメージとともにそれに向けた人材育成の要諦について語る。

Sony Open Innovation Day 2022

2022/09/08 〜 2022/09/08
  • 国内講演者
  • 教育・研究機関
  • 教授
  • 理事

新井紀子

国立情報学研究所 社会共有知研究センター センター長・教授 一般社団法人 教育のための科学研究所 代表理事・所長

新規事業を様々な知見から捉え、 イノベーションのヒントが得られるセッション

「今後10年から20年の間に、働く人々の半数が仕事を奪われるかもしれない」この予測を世界で初めて世に出した新井紀子氏。近い将来起こり得るAI大恐慌の時代を生き抜くために、企業は今どのような新規事業を創出するべきなのか?人間はどのような能力を活かし、AIに代替できない商品やサービスを提供できるのか?中長期的な視点での新規ビジネスの探し方・方向性について解説し、アイデアを考える上でのヒントを提供する。

COMPANY Forum 2023 ‒ 働きがいも企業成長も ‒

2023/11/05 〜 2023/11/05
  • 国内講演者
  • 教育・研究機関
  • 教授

新井紀子

国立情報学研究所 社会共有知研究センター センター長・教授

AI時代を生き残る、人と企業

真のAI導入・活用には「AIの得意・不得意を理解すること」が大切である。2022年に公開されたChatGPTの出現から、何かと話題の絶えないAI。新井氏はその11年前からAIプロジェクト「ロボットは東大に入れるか」を企画、牽引し、開発ロボットが実際にMARCH・関関同立クラスの大学に合格するレベルの学力を有したことで大きな話題を呼んでいた。当時よりも技術が遥かに進化した現在では、ホワイトカラーの半分がAIに代替される未来もそう遠くない。AIに仕事を奪われることなく、むしろ恩恵を受けられる未来の人材、そしてそんな人材を育てる企業の向き合い方とは。