時田一広氏
(株)ディーカレット
代表取締役社長
1995 年 5 月株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ)入社。 法人企業のシステムソリューション、IT アウトソーシングサービス事業の立ち上げを経て、 クラウド事業責任者を務める。1999 年の株式手数料自由化で群雄割拠となったネット専業証券の設立に参画しインターネット・トレードシステムを開発。その後、外国為替証拠金取引システムなど、ネットワークセキュリティ分野の知見を活かし、金融システム事業を拡大。 2005 年に取締役就任。 暗号資産や分散台帳技術の将来性を確信し、2018 年 1 月、デジタル時代の金融決済インフラの構築 をビジョンに IIJ を筆頭に大手金融機関等と株式会社ディーカレットを設立、代表取締役社長に就任(現任)。
Interop Tokyo カンファレンス 2021
- 国内講演者
- 民間企業
- 社長
時田一広 氏
(株)ディーカレット
代表取締役社長
デジタル通貨が創る決済の未来とデジタル通貨の設計・開発・実験に向けた動き ~日本経済のDX化を促進させる『デジタル通貨フォーラム』の取組み~
デジタル通貨の「実現に向けた合意点」を見出すためには、具体的な「設計・開発・実験」を通じた「課題と解決方法の検討・議論」を進める
ことが、いまや必要な段階となっています。
そうした「日本におけるデジタル通貨の実用性」を検討するための組織として、昨2020年に『デジタル通貨フォーラム』が結成されました。
50社以上の企業(主要銀行・小売・情報通信ほか広範)、有識者、そしてオブザーバーとして関係省庁が参加しています。
本セッションでは、前半でその『デジタル通貨と世界の動き』をご説明し『デジタル通貨フォーラム』の取組の全体像について説明します。
また『デジタル通貨フォーラム』内では、業界ごとにデジタル通貨の実用性を検討する「分科会」が5つ以上立ち上がっています※。
そこで後半では、それらの中から、「デジタル通貨が業界に与える影響や展望」を、分科会で現在取り組んでいる最新の内容を含め紹介します。
<要旨>
①デジタル通貨と世界の動き
②デジタル通貨フォーラムの取組み、デジタル通貨発行モデル、スケジュール
③デジタル通貨フォーラムにおける、各業界のデジタル通貨の概念実証(PoC)を検討する各分科会の紹介
KDDI SUMMIT 2023
- 国内講演者
- 民間企業
- ディスカッション
- 役員
時田一広 氏
株式会社ディーカレットDCP 専務執行役員 プロダクト開発責任者(CPO)
デジタル金融の未来
金融はいつの時代も常に世の中にとって重要な役目を果たしてきました。この先のデジタル・トランスフォーメーションの時代も、金融は姿、形を変えて、新しい役割を担っていくことが期待されています。昨今、さまざまな業界で注目を集めているエンベデットファイナンスの潮流とそれらがもたらす金融の役割変化、および未来のDeFi(Decentralized Finance)・CBDC(Central Bank Digital Currency)による金融機能の発展性や社会変容、デジタル金融包摂等、金融の現在進行形と未来形について議論します。