榑林亮介氏
日本電信電話(株)
NTTソフトウェアイノベーションセンタ・担当部長
2003年NTT入社。以来、分散コンピューティング・ネットワーキングアーキテクチャに関する研究・プロダクト開発に従事。2015-2018年に、 NTTドコモにて、ネットワーク仮想化の検討、ETSI-NFV、3GPPにおける標準化を担当。現在は、NTTソフトウェアイノベーションセンタ担当部長として、NTTが掲げるIOWN構想の実現に向けたコンピューティング基盤とその応用に関する研究開発を推進。博士(工学)。
Interop Tokyo カンファレンス 2023
- 国内講演者
- 民間企業
- ディスカッション
- 管理職
榑林亮介 氏
日本電信電話(株)
NTTソフトウェアイノベーションセンタ・担当部長
IOWN(2):Smart NICがもたらすコンピューティングインフラの進化 〜IPUとDPU〜
数年前から、IPU (Infrastructure Processing Unit)・DPU (Data Processing Unit)といった「Smart NIC (Network Interface Card)」が登場し、市場の注目を集めています。これらは「プロセッサ付きのNIC」と例えていいでしょう。
本セッションでは、そうしたSmart NICについて、「そもそも どのようなものなのか」「なぜ必要になってきたのか」「こうしたNICの進化によって、IOWNを始めとするネットワークやコンピューティングのインフラは今後どのように進化していくのか」といった、実態と需要と将来性について議論します。
また、インフラの高度化へのIPU・DPUの適用を見据えて、Smart NICのプログラミング環境を整えるためのオープンソースプロジェクト『Open Programmable Infrastructure (OPI)』が、Linux Foundationの下で始まっています(2022年6月発表)。これはネットワーク/ストレージ/セキュリティなどの各領域において、APIの簡素化によって、IPU・DPUのポータブルかつ高パフォーマンスな活用を目指す活動です。このOPIについても紹介します。
<要旨>
●IPU、DPUとはなにか?
●IPU、DPUのユースケース、メリット
●Open Programmable Infrastructureの活動概要