水口剛

公立大学法人 高崎経済大学学長、一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ評議員

筑波大学卒。ニチメン(株)、英和監査法人などの勤務を経て、2008年、高崎経済大学経済学部教授、2021年より現職。博士(経営学、明治大学)。専門は、非財務情報開示、責任投資(ESG投資)など。市場メカニズムを通して持続可能な社会を実現するために、ESG(環境・社会・ コーポレートガバナンス)の要素を投資意思決定に統合する責任投資を日本で定着させることを目指して研究・提言している。環境省「グリーンファイナンスに関する検討会座長、金融庁・GSG国内諮問委員会共催「インパクト投資勉強会」座長、金融庁「サステナブルファイナンス有識者会議」座長などを歴任。主な著書に『責任ある投資―資金の流れで未来を変える』(岩波書店)、『ESG投資―新しい資本主義のかたち』(日本経済新聞出版社)など。

Social Impact Day2023 -新しい社会経済の形「インパクト・エコノミー」の社会実装-

2023/02/01 〜 2023/02/03
  • 国内講演者
  • 教育・研究機関
  • ディスカッション
  • 管理職

水口剛

公立大学法人 高崎経済大学学長、一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ評議員

サステナビリティ経営における人的資本の位置づけと議論の現在地

人的資本、サスティナビリティ情報開示、インパクト会計など、サスティナビリティ経営に関わる多様な側面での議論が急激に発展してきています。本セッションでは、「人的資本」を中心キーワードに、日本において何故急速に注目を集めているのか、背景となる課題を紐解くとともに、開示の制度化の動向についてお伺いします。さらにサスティナビリティ情報を企業価値へ反映させる手法として期待が高まる「インパクト加重会計」が人的資本問題にどうアプローチするのか議論します。