永守重信

日本電産 創業者 会長(CEO)

経歴 1944年8月 京都生まれ 1967年3月 職業訓練大学校(現・職業能力開発総合大学校) 電気科卒業 1973年7月 28歳で京都市西京区の自宅にて従業員3名の日本電産株式会社を設立し、代表取締役社長に就任 2014年10月 代表取締役会長 兼 社長(CEO) 12月 世界の優れたモータ研究者の顕彰と研究助成を目的とした公益財団法人永守財団を設立し、理事長に就任 2018年3月 京都先端科学大学等を運営する、学校法人永守学園 理事長に就任 6月 代表取締役会長(CEO) 主な業績 1988年、創業15年にして大阪証券取引所市場第2部に上場。1998年に大証1部へ昇格、東証1部に上場。2001年には米国ニューヨーク証券取引所に上場(2016年まで)。現在資本金878億円、従業員数約14万人(43カ国、グループ339社)と大幅な成長を遂げている。 1980年代からモータを核に国内外で積極的なM&A戦略を展開し、これまでに68社をグループ化。精密小型から超大型までのあらゆるモータとその周辺機器を網羅する「世界No.1の総合モーターメーカー」に育て上げた。2030年度売上10兆円の実現を睨み、IT・OAから家電製品、自動車、商業・産業機器、環境・エネルギーなど幅広い分野に不可欠なソリューションを提供する「総合メカトロニクスメーカー」へと変貌させつつある。 人材の採用、育成、活性化にも他社と違うユニークさを持っている。「情熱」「熱意」「執念」の大切さと、常に前向きで積極的な考え方・行動の重要性を説き、学歴・社歴・年齢・性別等を問わない人事体制のもとでの急成長は、各方面から注目されている。 2018年3月には京都先端科学大学を運営する学校法人永守学園の理事長にも就任。ブランド主義と偏差値教育に偏った日本の大学教育の変革とグローバルに通用する即戦力人材の輩出に情熱を燃やしている。 主な受賞歴 2006年3月 バロンズ誌により「世界のベストCEO30人」の一人に選出。米国外の企業トップ10名の中に日本人ではただ一人選出された。同誌は永守を「HDDや他の多くの駆動技術において使用されているブラシレスモータを生産する企業、日本電産のトップであり、日本で最も株主を重視するCEOのうちの一人」と説明。 2014年11月 日経ビジネスが初めて実施した「社長が選ぶベスト社長」ランキングで、1位に選出。経営者の真の力を測ることを目的として、同誌が東証1部上場等企業経営者を対象にアンケート調査した。「永守流」を実際に取り入れる動きが経営者の間に広がっており、実践のための「歩く教科書」と紹介。 2015年5月 「超薄型高速ハードディスク用モータの発明」(特許第3828452号)が、公益社団法人発明協会の平成27年度全国発明表彰において、「文部科学大臣発明賞」を受賞。その発明の実施における功績について、「発明実施功績賞」を受賞。 主な著書 「メカトロニクスのためのDCサーボモータ」(総合電子出版社 1982) 「Permanent Magnet and Brushless DC Motors」(オックスフォード大学出版局 1984) 「技術ベンチャー社長が書いた 体あたり財務戦略」(ジャテック出版 1986) 「奇跡の人材育成法」(PHP研究所 1989) 「『人を動かす人』になれ!」(三笠書房 1998) 「新・ブラシレスモータ」(総合電子出版社 2000) 「Brushless Motors - Advanced Theory and Modern Applications」(総合電子出版社 2003) 「情熱・熱意・執念の経営」(PHP研究所 2005) 「奇跡の人材育成法【新装版】」(PHP研究所 2008) 「成しとげる力」(サンマーク出版 2021) 「永守流 経営とお金の原則」(日経BP 2022) 「人生をひらく」(PHP研究所 2022) 他

第24回日経フォーラム 世界経営者会議

2022/11/08 〜 2022/11/09
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • ディスカッション
  • 会長

永守重信

日本電産 創業者 会長(CEO)

価値をつなぐ~企業文化継承と後継者選び

講演者の登壇内容は、下部の「登壇イベントはこちら」からご覧ください。