河合剛

東京外国語大学 オンライン教室支援室

東京外国語大学での任務はオンライン学習の技術整備と人員訓練。東京大学文学部言語学専攻(1984年文学士)、国際基督教大学大学院教育学研究科視聴覚教育法専攻(1986年教育学修士)、東京大学大学院工学系研究科電子情報工学専攻(1999年博士(工学))。ゼロックス社パロアルト研究所、SRI(旧スタンフォード研究所)、東京大学、カリフォルニア大学サンタクルーズ校、オレゴン健康科学大学、北海道大学、アントワープ大学を経て現職。元ロータリー財団奨学生。元キャノンヨーロッパ財団奨学研究員。元公募予備自衛官。対話型オンライン学習システムglexa (https://glexa.jp/)が製品化された。

オンラインラーニングフォーラム2022

2022/11/01 〜 2022/11/11
  • 国内講演者
  • 教育・研究機関
  • その他職名

河合剛

東京外国語大学 オンライン教室支援室

全国の大学から学生を集めるために学認を活用した moodle 事例

東京外国語大学が新規導入しつつある MOE (moodle for open education) の事例を通じて、全国の大学から学生を集めるために学認を活用する手法を説明する。 学認を用いるとA大学のアカウントをもつ人がB大学のLMSにログインできる。アカウントを作ったり伝えたりする手間を省けるし、授業の初回からログインできる。コロナ収束後の学習形態に即応する一助になる。ただ、学認は日本国内の大学間に有効なSSO (single sign on)手法。国外やb2cに向かない。また、学認を用いるには準備を要する。技術操作もさりながら、大学のITポリシーの差異もからみ、意外と手強い。いったん動けば大丈夫。 オンライン学習の良し悪しを知った教職員学生たちは、さらなる便利を求め、授業形態の種類が増えるだろう。多点間学習(先生A、先生B、教室Xにいる学生、教室Yにいる学生、自宅にいる学生)が増えるかも。増え方が大きそうな授業形態に合わせて技術を整えたい。