淡輪敏

三井化学株式会社 代表取締役会長

1976年4月三井東圧化学(現三井化学)入社、2010年常務執行役員基礎化学品事業本部長、2013年4月取締役専務執行役員を経て、2014年代表取締役社長執行役員、2020年4月より現職。社長就任時より、事業構造改革で付加価値の高い分野へ挑戦するためにコーポレートガバナンスを効果的に使い、直近4年間でROEを10%改善させた。

第1回 取締役イノベーション

2022/08/26 〜 2022/08/26
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • 会長

淡輪敏

三井化学株式会社 代表取締役会長

三井化学グループのコーポレートガバナンス改革  ~誇りを取り戻す戦いから揺るぎない存在感を目指して~

三井化学は、自動車、家電、雑貨、医療、食品、住宅、エネルギーなど人々の豊かな生活に広く貢献し、より豊かな生活を生み出す画期的なイノベーションや、気候変動や環境問題をはじめとした地球規模での社会課題の解決に向けたソリューションの提供に努めております。当社は創業から100年、売上高1兆円を超える歴史と規模を有しており、近年では、ESG要素を経営に反映、サステナブルな企業グループを目指す一方、実効的なコーポレートガバナンス確立へ向けた取り組みを推進しております。世界経済の変調、海外勢の台頭など、厳しい競争が激化する中、新たな成長事業3領域を設定するなど大胆な事業構造改革を断行、社長就任後の4年間でROEを10%改善し、3期連続赤字からのV字回復を達成、今では更なる成長フェーズを迎えております。 “強くて良い会社”を目指すべく、当社の挑戦の道程と成果、そして今後の課題や展望などをお伝えしたいと思います。