稲田将人

株式会社RE‐Engineering Partners 代表取締役

現㈱RE-Engineering Partners代表。神戸大学非常勤講師。早稲田大学大学院理工学研究科、及び米国コロンビア大学大学院コンピューターサイエンス科修了。㈱豊田自動織機製作所自動車事業部勤務の後、マッキンゼーアンドカンパニーを経て、その後は、㈱卑弥呼、㈱アオキインターナショナル(現Aoki HD)、㈱ロック・フィールド、日本コカ・コーラ株式会社など、大手企業の代表取締役、役員、事業/営業責任者として売上V字回復、収益性強化などの企業改革を行う。戦略構築のみならず、企業が戦略を実践し、PDCAを廻しながら永続的に発展するための体制、社内の習慣付け、文化作りを行い、事業の着実な成長軌道入れを行う。手掛けた事例は、㈱ワールドにおける低迷していた大型ブランドの再活性化による再成長軌道入れなど多数。現在は㈱RE-Engineering Partnersを設立し、改革のディレクター役として、企業の成長軌道入れのための戦略立案とPDCAの起動を行うプロジェクトの指導を請け負い、組織の事業推進、課題解決力の強化を行う。 近年は地方行政組織のPDCA力の向上のための指導、ビジョンつくり研修も行う。 著書:「戦略参謀」「経営参謀」(ダイヤモンド社、文庫版は日本経済新聞社より) 「戦略参謀の仕事」(ダイヤモンド社) 「PDCAプロフェッショナル」(東洋経済新報社) 「PDCAマネジメント」(日本経済新聞出版社)

updataNOW 20

2020/10/12 〜 2020/10/16
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • 社長

稲田将人

株式会社RE‐Engineering Partners 代表取締役

Afterコロナのビジネス環境で、攻めに転じるPDCAのマネジメント

日本の「失われた20年」が30年になろうとしているこのタイミングに世界がコロナ禍に見舞われました。消費性向も含めて市場には大きく変化が起き、仕事の環境もテレワークの導入などが起きました。低迷状態の日本企業の多くでは、「なんとなく」見ているだけのマネジメントや、根拠の希薄なプランや数値目標が一方的に「落とし込み」される「丸投げ」マネジメントが蔓延しています。今回の変化によって企業は、数字から意味合いを的確に押さえて変化を読み、さらに例えばリモート環境下でのデータのやり取りと「意味合い」の言語化など、マネジメントの行い方の精度を上げる必然に追い込まれます。見方を変えると、今は日本企業にとって、市場の変化を「見える化」してビジネスチャンスを追う習慣をつける絶好のチャンスとなります。今回の講演では、この変化を上手く掴み、前年対比200%を達成した小売業の新業態の事例なども紹介します。