高橋由佳氏
一般社団法人イシノマキ・ファーム
本社
代表理事
精神保健福祉士・職場適応援助者(ジョブコーチ) 二輪メーカーにおいてモータースポーツに従事し自らもレースに参戦。その後、教育・福祉分野の専門職を経て、2011年3月、こころの病を持つ人たちの就労・就学支援を行うNPO法人Switchを設立し、主に精神障害者や発達障害者の就労支援を行ってきた。その活動を通じ、障害者に限らず社会には多様な就労困難な方々が存在することを知り、2016年に「Social firm」を理念とした社会的企業を目指し、一般社団法人イシノマキ・ファームを設立。ホップ栽培を中心とした農業や、2022年7月に自社醸造所(ISHINOMAKI HOP WORKS)を創設、クラフトビールの製造販売も行ない、就労困難者の雇用創出を促進している。現在は、2022年より日本郵政ローカル共創イニシアティブでのソーシャルファームによる共創事業を構築中、地域における社会的価値と経済的価値のエコシステムを目指していく。
未来まちづくりフォーラム
- 国内講演者
- 他所属
- ディスカッション
- 理事
高橋由佳 氏
一般社団法人イシノマキ・ファーム
本社
代表理事
[Lunch Session] 社会課題を起点としたイノベーションの創出 ~成功事例から学ぶ社会的価値と経済的価値の両立のポイント~
サステナビリティ/社会課題解決は近年企業にとっての重要な経営アジェンダとなっているが、統合報告書を始めとした「開示対応」や企業価値の毀損を未然に防ぐ「リスクマネジメント」の観点で語られることが多いのが現状である。一方で、サステナビリティ/社会課題解決は、企業にとって新たな競争優位性やビジネスチャンスを見出す「機会」としての側面を持ち合わせている。
本セッションではこの「機会」の側面に着目することで、社会課題を起点としたイノベーションを創出する際の難所、すなわち社会的価値と経済的価値がトレードオフとなりがちな難しさに対してどのように事業開発を進めていくべきかについて、実際に成功事例を推進しているキーパーソンの実体験を通じて、そのポイントを議論していく。