PraveenKumar

楽天モバイル(株) IPTX戦略、アーキテクチャ&技術部 部長

Nokia、Airtel、Nortel Networksを経て、2021年に楽天モバイルに入社。楽天モバイルでIPトランスポート戦略、技術およびアーキテクチャ部門を統括している。楽天モバイルのSRv6、ディスアグリゲーテッドプラットフォーム、ネットワークスライシング、および400G超の Routed Optical Networkingプロジェクトのエンジニアリングを担当。また、IEEEおよびOpenMSAのメンバーを務めており、IEEEでの論文発表や、Telecom Infra Project(TIP)、O-RANアライアンス、OFCなどの業界団体の活動にも貢献している。

Interop Tokyo カンファレンス 2022

2022/06/15 〜 2022/06/17
  • 海外講演者
  • 民間企業
  • ディスカッション
  • 管理職

PraveenKumar

楽天モバイル(株) IPTX戦略、アーキテクチャ&技術部 部長

Segment Routing (2) : 商用デプロイメント

Segment Routing (SR) は多くの商用ベンダー製品やOSSでサポートされており、すでにコアネットワークやデータセンターネットワークなどの商用環境で利用されています。 初期のユースケースとしては「VPN」に焦点をあてて導入されることが多いですが、それに加えて「トラフィックエンジニアリング」や「Fast Re-Route (FRR)」など、さまざまな付加機能も利用可能です。このように、単一の技術でありながら、商用ネットワークの多くの要求を、既存技術と比べてより少ないプロトコルによって実現できます。SRは、今後の商用ネットワークの設計における標準的な選択肢の一つとなるでしょう。 このセッションでは、SRを実際に商用環境に導入し複数年運用した事例をいくつか紹介します。あらためてSRを導入した利点や現状の課題を整理し、今後のネットワーク設計に際しての知見となることを期待しています。