ギフティミンタアクアルシエ氏
テックシェルタ共同創業者/人事・管理部門長
温室栽培を行う農家の効率性、収穫量、利益を向上させるための支援を展開。ガーナ経営行政大学にて情報工学(データベース管理)のディプロマと行政学修士を取得。2018年にコスモス・イノベーション・センター主催のコンテストで農業テック賞受賞。2020年にはガーナの気候変動イノベーション・チャレンジにて入賞。持続的な環境、継続的な経済成長、人間の尊厳の維持など現世代が直面する課題の解決に熱意を持って取り組み、特に機会を得ることの少ない若者と女性の支援に注力。強い確信をもって世界をより良くするための活動に従事している。
SDGグローバル・フェスティバル・オブ・アクション from JAPAN
- 海外講演者
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- ディスカッション
- 社長
ギフティミンタアクアルシエ 氏
テックシェルタ共同創業者/人事・管理部門長
世界に変革をもたらすデジタル技術とイノベーション
新型コロナウイルスの世界的流行による長期に亘っての深刻な影響により、新たに2億700万人、そして2030年までに合計で10億を超える人々が極度の貧困状態に陥るということがUNDPによる調査で明らかになりました。しかし、SDGsへの集中的な投資によって、1億4600万人を極度の貧困から救済することができます。より効果的で効率的にSDGs達成を目指すには社会に行動変容をもたらす必要があり、ブロードバンドへのアクセス、デジタル・技術分野のイノベーションが欠かせません。事実、コロナ禍でデジタル化とイノベーションの重要性が再認識され、公共・民間セクターの両方で技術の導入が進んでいます。
人工知能、ブロックチェーン、仮想通過、バーチャル・リアリティ、IoTといった技術が、SDGsの達成を加速できるという点は既に証明されています。他方で、技術の進展によって新たな不平等や格差が生じ、拡大しうるという新たな課題も指摘されています。デジタル化の恩恵を“受けている”人々がより多くのデジタル技術にアクセスできるようになるほど、例えばインターネットアクセスがない35億人の人々など、恩恵を“受けていない”人々が除外されるリスクが高まります。平等さと公正さを保ちながら、新たな技術をSDGsに統合していくことが必要です。
このセッションでは、デジタル技術とイノベーションが、いかにして手の届きにくい人たちに新たな価値や機会をもたらし、貧困や格差といった課題の解決を通じてSDGsに貢献しているのかを話し合います。セネガルの未電化地域でインターネットアクセスを可能にする、ナイジェリアでオンライン・バリューチェーンを確立する、ガーナでオンラインでの農業アドバイスを提供するなど、様々な形で人々の生活に革新をもたらした世界各国からの登壇者が、コロナ禍で見えてきた課題と可能性、そして開発の未来についての先見を共有します。