スティーブン・ピンカー

ハーバード大学 心理学教授

ハーバード大学心理学教授。 米タイム誌「世界で最も影響力のある100人」やフォーリンポリシー誌「知識人トップ100人」に選出されるなど、現代を代表する知の巨人として世界的に知られる。米国科学アカデミー会員。 人類の進歩を多角的に検証した著作『暴力の人類史』(青土社)および『21世紀の啓蒙』(草思社/NewsPicksパブリッシング)は、ビル・ゲイツが異例の大絶賛を寄せ世界的ベストセラーを記録。 最新著書『人はどこまで合理的か』(草思社)も同様にベストセラーとなっている。

CHANGE to HOPE 2022

2022/10/24 〜 2022/10/25
  • 海外講演者
  • 教育・研究機関
  • 教授

スティーブン・ピンカー

ハーバード大学 心理学教授

「理性の力」で希望ある未来を創る Rationality: Why It Matters for Building a Hopeful Future

「昔はよかった。それに引きかえ今は……」。数百年前から今日まで、人類はいつの時代もそう嘆き続けてきた。だがあらゆるデータとエビデンスを正しく見れば、事実はまったく逆である。この世界は数十年前、数百年前より圧倒的に住みやすい場所になっている。暴力・貧困・飢餓は激減している一方で、技術・教育・医療・ウェルビーイングは指数関数的に向上している。ではなぜ、私たちはこの「進歩」を信じられないのか? コロナ、戦争、景気後退、ポピュリズムといった現代の難問をどうとらえ、どう解決すべきか? 希望ある未来を築くためのカギとなるのは、人間と社会の「本質」を正しく把握し、正しく行動に移すための「理性の力」を養うことだ――。