小早川優子

ワークシフト研究所 代表取締役

ワークシフト研究所 代表取締役/慶応義塾大学大学院経営管理研究科修了。経営学修士/米国コロンビアビジネススクール留学。2012年に独立。ダイバーシティ・マネジメントやリーダーシップ開発、交渉術のコンサルタント、セミナー講師として東証一部上場企業からベンチャー企業、官公庁、地方自治体まで年間100回以上登壇し、5年連続満足度99%のビジネスプログラムを提供。主催する「育休プチMBA」には延べ1万人のママが参加。2021年12月に『なぜ自信がない人ほど、いいリーダーになれるのか』(日経BP)を出版。2022年6月からは日経BP主催「次世代女性リーダー育成講座」の講師を務める。

日経SDGS FESTIVAL

2022/05/09 〜 2022/05/14
  • 国内講演者
  • 教育・研究機関
  • 社長

小早川優子

ワークシフト研究所 代表取締役

会社の発展は「両立リーダー」が鍵を握る

労働人口の減少やイノベーションの必要性を考えると、これまで能力があっても制約によってリーダーにならなかった層にも、リーダーとして活躍してもらわなければ組織は発展しません。同質性の高い日本の組織では、育児や介護をしながらリーダーや管理職を担っている人が少ないですが、今後は両立しながら管理職を全うできる組織にしなければ優秀な人材を確保することは難しいです。さらに、今後は男性社員による育休取得も、介護も増え、その結果、介護や育児と両立しながら管理職になる人は増えることが見込まれます。一方、組織にはこうした「両立リーダー」が活躍するための知見がほとんどありません。「両立リーダー」が活躍できる組織にするために、「時短管理職」を支援し、働き方改革を通して、仕事を「仕事時間」でなく「仕事の質」で評価する組織体制に変えていく必要があります。