川島正久氏
日本電信電話(株)
研究企画部門
IOWN推進室
室長
1994年にNTT入社。NTT西日本サービス開発部門(2008年~2012年)、 NTTI3(北米R&D拠点、2013年~2017年)、ソフトウエアイノベーションセンタ所長(2017年~2020年)を経て、現職。研究所をアンカーとしながら、ビジネスと研究のブリッジとして活動。OSSサポートセンタ、光ブロードバンドのモバイル向け付加サービス(フェムトセル管理、Wi-Fi)、SDNプロダクト、AI推論クラウド、等を開発。
Interop Tokyo カンファレンス 2021
- 国内講演者
- 民間企業
- 管理職
川島正久 氏
日本電信電話(株)
研究企画部門
IOWN推進室
室長
IOWNが変える世界 ~『IOWN Global Forum』の最新動向~
Beyond 5G時代に有望なユースケースとして、「Cyber Physical System」「リモートワールド」が注目されています。しかしながらその実現に向けては、既存技術における「データ量爆発」「レイテンシの壁」「環境ROIの壁」を乗り越える必要があります(ROI: Return on Investment)。
そのためNTTは、光技術をもとにICT基盤全体の革新をめざす『IOWN構想』を提唱しました(IOWN: Innovative Optical and Wireless Network、Interop Tokyo 2019の基調講演にて発表)。
講演では、「NTTが提唱したIOWN構想」「それを実現するための技術的な取り組み」「有望なユースケース」について説明するとともに、IOWN構想の実現に向けてパートナーと一緒に取り組む『IOWN Global Forum』についても紹介します。
<要旨>
・IOWNの全体像
・IOWNを支える技術(APN (All Photonics Network)、データセントリックコンピューティング、光ダイレクト多地点接続、ExNaaS、Beyond Human空間観察プラットフォーム)
・IOWNのユースケース
・IOWN構想を推進するエコシステムとしての『IOWN Global Forum』の活動
Interop Tokyo カンファレンス 2022
- 国内講演者
- 民間企業
- ディスカッション
- 管理職
川島正久 氏
日本電信電話(株)
研究企画部門
IOWN推進室
室長
光伝送システムのオープン化・ディスアグリゲーション化 ~TIP, Open ROADM, IOWN~
2016年、光とIPネットワーキングにおける技術・アーキテクチャ・インタフェースのオープン化に取り組むためのグローバルなコミュニティとして、『Telecom Infra Project (TIP)』が発足しました。その中にただちにプロジェクトグループ『Open Optical & Packet Transport (OOPT)』が組成され、ROADMシステムのマルチベンダ化のためのAPIや仕様を定義する「Open ROADM」などについての議論が始まりました。
また2019年には『IOWN Global Forum』が結成され、光の持つ高速性・低消費電力性・低損失性を最大限引き出す「Open All-Photonics Network」にむけた検討が、2021年以降、本格化しています。
そこで本セッションでは、このように昨今議論・トライアルが加速している、業界を跨ったオープンな光トランスポートシステムの動向について、活動者から解説します。
Interop Tokyo カンファレンス 2023
- 国内講演者
- 民間企業
- ディスカッション
- 管理職
川島正久 氏
日本電信電話(株)
研究企画部門 IOWN推進室 IOWN技術ディレクタ
IOWN(1):IP and Optical Convergence
従来、光伝送システムとIPルータは、別々の装置・システムとして存在していました。しかし近年、光伝送システムのディスアグリゲーションや光トランシーバの小型化が進み、IPルータとより密接に結合できるようになってきました。
一方、トラヒックは依然 爆発的に成長し続けています。それに対処できるインフラ全体としての構成法が抜本的に問われており、『IOWN Global Forum』に代表されるような様々なキャリア・ベンダの連携の下、検討・実装が進んでいます。
こうした環境下、本セッションでは「光伝送システムとIPルータとをどのように組み合わせていくべきか」について、あり得るアプローチと、アプローチごとの得失について議論し、参加者のみなさんと知見を共有します。
<要旨>
●小型化、ディスアグリゲーションが進む光伝送装置をIPネットワークにどう組み合わせるか
●上記について、新たな組み合わせモデルのメリット
Intel Connection 2023
- 国内講演者
- 民間企業
- その他職名
川島正久 氏
日本電信電話株式会社 研究企画部門 IOWN推進室 IOWN技術ディレクタ
Internet of DCs with IOWN APN
昨今、都心等、都合の良い場所に追加スペースを確保しながら DC を増床することがスペース・電源不足により困難となっている。また、ハイパースケール化が続く DC の環境負荷が懸念されている。このような課題を解決するアプローチとして、オールフォトニクスネットワーク (APN) により大容量低遅延 DC 間回線を臨機応変に生成しながら、分散した複数の DC をまとめて一つの仮想的な DC を実現する手法を紹介する。