ハイパフォーマンス・ソフトウェア・カンファレンス 2023

「ハイパフォーマンス・ソフトウェア・カンファレンス (旧インテル® ソフトウェア・カンファレンス)」は、2017年以降、物理開催のイベントとして大阪や福岡で多くの方にご参加いただいてきました。2021年以降は、オンライン開催のイベントとしてプログラムをリニューアルし、国内の幅広い地域からさらに多くの方にご参加いただいております。 ハイパフォーマンス・ソフトウェア・カンファレンス 2023 では、「多様化するアーキテクチャーで最大限のパフォーマンスに挑む!」を開催テーマに掲げ、HPC や AI 分野を中心に、幅広い最新のアーキテクチャーに対応するアプリケーションを開発するために欠かせないハードウェアやソフトウェアの最新情報をお届けいたします。 オンライン講演では、インテル® oneAPI ツールキット最新バージョン 2023 の新機能および同梱コンポーネントの紹介や、コンパイラーや解析ツールによる最適化のほかにも、昨年に引き続き、インテル社や Codeplay Software 社のスペシャリストおよびシニアエンジニアをはじめとした多数のゲストスピーカーを国内外からお招きして、多岐にわたるワークロードに対応するためのインテル社の取り組み、最新のディープラーニング専用アクセラレーターやディスクリート GPU を含むハードウェア製品ラインアップ、そしてインテル® oneAPI ツールキットを活用した NVIDIA* GPU や AMD* GPU 向けのアプリケーション開発手法についても分かりやすく紹介します。

ハイパフォーマンス・ソフトウェア・カンファレンス 2023

2023/06/06 〜 2023/06/08
  • 国内講演者
  • 教育・研究機関
  • その他職名

池井満

東京電機大学非常勤講師

科学技術計算の SYCL* を用いた GPU ダイレクト・プログラミング手法の紹介

インテル社の oneAPI が提供する C++ コンパイラーでは、SYCL* を用いて GPU に演算をオフロードすることを可能にしています。このセッションでは、オープンソースの電磁界解析ソフトウェア OpenFDTD を SYCL* を用いてオフロードする手法を紹介します。OpenFDTD のように、シミュレーションで用いる格子状の演算空間を C の外部変数で表現し、マクロでこれを参照する場合でも、SYCL* の統合共有メモリー (USM) を用いて比較的容易にオフロードを実現できます。また得られたプログラムの実行性能は、特定の GPU 用向けに CUDA* を用いて煩雑な明示的な演算データの移動を行うものと比較して同等程度となることを示します。SYCL* を用いたオフロードプログラムはさまざまな GPU に適用可能であり、また CUDA* のような別のプログラミング言語のソースコード群を管理する必要もないため、オフロード用のダイレクト・プログラミング手法として有効なものだと言えます。

ハイパフォーマンス・ソフトウェア・カンファレンス 2023

2023/06/06 〜 2023/06/08
  • 国内講演者
  • 他所属
  • その他職名

久保寺陽子

テクニカルライター

計算結果のリアルな表現を目指して ~ インテル® oneAPI レンダリング・ツールキット ~

HPC 分野においては、膨大な計算結果を研究者や一般の人々にも分かりやすいように、視覚的に表現する手段としてサイエンス・ビジュアライゼーションがあります。グラフィックス・レンダリングに特化した「インテル® oneAPI レンダリング・ツールキット」は、特に写実性の高いリアルな表現を可能にするライブラリー群を提供しています。今回はライブラリー群の最新情報についてご紹介し、具体例として、インテル社が提供するインテル® DevCloud を使用したインテル® OSPRay のプログラムについて解説します。

ハイパフォーマンス・ソフトウェア・カンファレンス 2023

2023/06/06 〜 2023/06/08
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • その他職名

中村弘志

エクセルソフト株式会社 テクニカル・サポート・エンジニア

C++ with SYCL* プログラムの基本構造を体験する

ヘテロジニアス・コンピューティングは、すでに特別でも、高価なことでもありません。SYCL* により、C++ 言語の範囲で GPU やその他のアクセラレーター・デバイスを使うプログラムを記述できます。またインテル® デベロッパー・クラウド (インテル® DevCloud for oneAPI) にアクセスして、SYCL* を用いたコーディングについて学び、アプリケーションの試作を行うことができます。 このセッションでは、SYCL* を用いる C++ プログラムの概念と基本構造を説明し、インテル® DevCloud for oneAPI にアクセスして、サンプルコードでそれらが実際に機能することを確認します。タスクのキュー (待ち行列)、デバイスとその選択方法、基本並列カーネル、統合共有メモリー (USM) モデルとバッファー・メモリー・モデルといった要素とその役割を知ることで、さまざまなデバイスを活用するにあたり、まずは基本的なヘテロジニアス対応コードを記述できるようになります。

ハイパフォーマンス・ソフトウェア・カンファレンス 2023

2023/06/06 〜 2023/06/08
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • その他職名

宇崎裕太

エクセルソフト株式会社 セールスエンジニア

インテル® oneAPI ツールキット 2023 の新機能と、強化された SYCL* 2020 への対応について

2022年12月に、「インテル® oneAPI ベース & HPC ツールキット」の最新バージョン 2023 がリリースされました。このアップデートでは、インテル® oneAPI DPC++/C++ コンパイラーによる、SYCL* サポート範囲が拡大しました。このセッションでは、インテル® oneAPI ツールキット 2023 にて追加された新機能のご紹介と、強化された SYCL* 2020 への対応について紹介します。

ハイパフォーマンス・ソフトウェア・カンファレンス 2023

2023/06/06 〜 2023/06/08
  • 海外講演者
  • 民間企業
  • その他職名

ロッド・バーンズ

Codeplay Software エコシステム VP

ハイパフォーマンス・ソフトウェア・カンファレンス 2023

「ハイパフォーマンス・ソフトウェア・カンファレンス (旧インテル® ソフトウェア・カンファレンス)」は、2017年以降、物理開催のイベントとして大阪や福岡で多くの方にご参加いただいてきました。2021年以降は、オンライン開催のイベントとしてプログラムをリニューアルし、国内の幅広い地域からさらに多くの方にご参加いただいております。 ハイパフォーマンス・ソフトウェア・カンファレンス 2023 では、「多様化するアーキテクチャーで最大限のパフォーマンスに挑む!」を開催テーマに掲げ、HPC や AI 分野を中心に、幅広い最新のアーキテクチャーに対応するアプリケーションを開発するために欠かせないハードウェアやソフトウェアの最新情報をお届けいたします。 オンライン講演では、インテル® oneAPI ツールキット最新バージョン 2023 の新機能および同梱コンポーネントの紹介や、コンパイラーや解析ツールによる最適化のほかにも、昨年に引き続き、インテル社や Codeplay Software 社のスペシャリストおよびシニアエンジニアをはじめとした多数のゲストスピーカーを国内外からお招きして、多岐にわたるワークロードに対応するためのインテル社の取り組み、最新のディープラーニング専用アクセラレーターやディスクリート GPU を含むハードウェア製品ラインアップ、そしてインテル® oneAPI ツールキットを活用した NVIDIA* GPU や AMD* GPU 向けのアプリケーション開発手法についても分かりやすく紹介します。

ハイパフォーマンス・ソフトウェア・カンファレンス 2023

2023/06/06 〜 2023/06/08
  • 海外講演者
  • 民間企業
  • その他職名

ジェームズ・レインダーズ

インテル コーポレーション シニアエンジニア

C++ with SYCL* の重要性と基礎となる oneAPI

高速化されたヘテロジニアスなシステムには、オープンなマルチベンダーかつマルチアーキテクチャーのソリューションの提供が急務となっています。これらのソリューションが存在しない場合、現在、そして将来的に生まれる爆発的なイノベーションを利用することはできません。このセッションでは、C++ with SYCL*、そして oneAPI が、未来を実現するオープンなマルチベンダーかつマルチアーキテクチャーの基盤を提供する上で、いかに重要な役割を担っているかを説明します。

ハイパフォーマンス・ソフトウェア・カンファレンス 2023

2023/06/06 〜 2023/06/08
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • その他職名

菅原清文

iSUS 編集長/テクニカルライター

はじめてのヘテロジニアス・プログラミング

プロセッサー以外のコンピューティング・デバイスを活用するには、ヘテロジニアス・プログラミングとサポートするツールが不可欠です。このセッションでは、ヘテロジニアス・プログラミングに至るまでの背景を説明し、従来のプログラムをどのようにヘテロジニアス対応に移行すべきか、その流れを説明します。

ハイパフォーマンス・ソフトウェア・カンファレンス 2023

2023/06/06 〜 2023/06/08
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • 基調講演
  • 管理職

矢澤克巳

インテル株式会社 インダストリー事業本部 HPC 事業開発部長

HPC-AI の革新

大きな変革期を迎える今、スピードを産み出す HPC/AI はあらゆる局面で重要性が高まっています。そうした多岐にわたるワークロードに対応するため、プロセッサーのみならずシステムレベルを視野に開発環境を含めポートフォリオの大幅な機能拡張を計画しています。このセッションでは、エクサスケールの次を見据えた HPC/AI 関連の中長期の取り組みをご紹介します。

ハイパフォーマンス・ソフトウェア・カンファレンス 2023

2023/06/06 〜 2023/06/08
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • 基調講演
  • その他職名

大内山浩

インテル株式会社 AI センター・オブ・エクセレンス AI テクニカル・ソリューション・スペシャリスト

インテル AI の「今」~ アクセラレーターからソフトウェアまで ~

このセッションでは、AI の切り口からインテルのハードウェアおよびソフトウェアの最新情報をご紹介いたします。最新のインテル® Xeon® プロセッサーにて搭載されたディープラーニング専用アクセラレーター「インテル® AMX」や、満を持してリリースするディスクリート GPU 製品などをはじめとし、それらハードウェア上で AI を開発 / 動作させるために多様なソフトウェア製品のご紹介まで、エッセンスを凝縮してインテル AI の「今」をお届けいたたします。

ハイパフォーマンス・ソフトウェア・カンファレンス 2023

2023/06/06 〜 2023/06/08
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • その他職名

竹田賢人

エクセルソフト株式会社 セールスエンジニア

インテル® oneAPI ツールキット 2023 によって異種デバイスを活用する

旧製品インテル® Parallel Studio XE では CPU が主なターゲットであり、GPU を含むアクセラレーター・デバイスへの対応にはデバイスごとのプログラミング・モデルの学習や、個別の開発環境の構築が必要でした。現行のインテル® oneAPI ベース & HPC ツールキットにおいて、ヘテロジニアス・コンピューティングの対応は大きく進化しており、多様なデバイス向けに並列プログラミングの開発を簡素化します。 このセッションでは、インテル® oneAPI ツールキット 2023 にて強化された機能を基に DPC++ (C++ with SYCL*) や Fortran で開発されたプログラムで利用できる最適化と解析方法をご紹介します。