ブランコ・ミラノビッチ氏
経済学者、ニューヨーク市立大学大学院シニアスカラー
1953年生まれ。ベオグラード大学で博士号。世界銀行調査部で約20年間主任エコノミストを務めた。米メリーランド大学教授、オックスフォード大学客員研究員などを経て現職。所得分配、格差、グローバリゼーションの効果についての研究を多数発表。著書に「資本主義だけ残った」「大不平等」など。
朝日地球会議2022
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ブランコ・ミラノビッチ 氏
経済学者、ニューヨーク市立大学大学院シニアスカラー
対談「世界の知が読み解くコロナ後の時代~ブランコ・ミラノビッチさん」
2020年前半から世界を席巻したコロナ禍は、世界経済に大きな打撃を与えた。物流や人流の制限は、グローバリゼーションに急ブレーキをかけ、重要物資の供給不安がサプライチェーンの見直しを促している。さらにロシアのウクライナ侵攻はエネルギー価格の急上昇をもたらし、各国で深刻なインフレが懸念される状況になっている。グローバリゼーションはどうなるのか、格差の問題にどう対処するのか、そして資本主義の命運はどうなるのか。格差の研究で知られる米国の経済学者ブランコ・ミラノビッチ氏に聞く。