佐々木眞一氏
トヨタ自動車株式会社 元副社長
一般財団法人 日本科学技術連盟 理事長
1970年北海道大学工学部機械工学科卒業、トヨタ自動車工業(現トヨタ自動車)入社。品質管理畑に長らく従事。2001年取締役、2003年常務役員、2005年専務取締役、2009年取締役副社長、2013年相談役・技監、2016年顧問・技監、2018年技監、2018年技監退任。2019年春の藍綬褒章受章。2020年デミング賞本賞受賞。著書に『トヨタの自工程完結』がある。2014年から日本科学技術連盟理事長。
IMPROVE - 現場力 × 組織力 -
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佐々木眞一 氏
トヨタ自動車株式会社 元副社長
一般財団法人 日本科学技術連盟 理事長
品質経営が導く、製造業の再興
品質とは自社の提供価値が社会やお客様のニーズを満たす度合いを表す尺度であり企業が提供価値を質的変革や高度化する為の経営行動を品質経営と呼びます。トヨタは常に時流に先んじた技術開発と自工程完結手法の展開で品質に関する人材開発と組織能力の強化を図ってきました。産業の主役が製造業から情報産業やサービス業へ変化したと言われています。このまま製造業は衰退してしまうのでしょうか。私はそうは考えていません。製品の機能や性能に対する要求は一層高まるからです。これからの製造業の課題をお話しします。
