保田隆明

慶應義塾大学 総合政策学部・教授

慶應義塾大学総合政策学部教授。1974年生まれ。リーマンブラザーズ証券、USB証券に勤務後、SNS運営会社を起業。同社売却後、ベンチャーキャピタル、神戸大学大学院経営学研究科教授等を経て現職。2019年より2年弱スタンフォード大学客員研究員として米シリコンバレーに滞在し、ESGを通じた企業変革を研究。上場企業の社外取締役も兼任。博士(商学)早稲田大学。

第4回 ファイナンス・イノベーション

2022/10/25 〜 2022/10/25
  • 国内講演者
  • 教育・研究機関
  • 教授

保田隆明

慶應義塾大学 総合政策学部・教授

ESG財務戦略 ~ケーススタディから読み解く ESG時代の事業戦略のあり方と人的資本経営について~

日本では「コスト」として捉えられがちなESGの取り組みを、資本市場に評価されるための財務戦略・事業戦略としてケーススタディを用いてお伝えします。ESGは今後の中期経営における大きな事業機会であり、これを生かすかどうかで今後の事業展開が大きく変わってきます。また、日本企業の場合は、SとGでスコアが低くなりがちですが、Sの中心的議題はダイバーシティ&インクルージョンです。これに戦略的に取り組むことで、業績は大きく変わります。なぜ、企業経営にとって人的資本が重要なのかもスッキリとご理解いただけるでしょう。最後に、ESGスコアはどのようについているのか、開示をどうすべきかについてもヒントを提供します。