キャリア心理学研究所 代表/臨床心理士
臨床心理士として病院臨床などを経て、産能大学助教授となる。1997年よりカリフォルニア州立大学大学院キャリアカウンセリングコースに研究留学。立正大学教授、法政大学教授を経て、2018年4月から現職。専門は臨床心理学(産業臨床、メンタルヘルス)、生涯発達心理学、キャリア開発・キャリアカウンセリング。
※ プロフィールの引用元は「日本の人事部HRカンファレンス2024-春-」になります。
※ 同姓同名の登壇者も含まれておりますので詳細は以下の一覧をご確認ください。
「意味づけ」と「自己変革」の心理学
私たちの心や感情を規定する主な要因とは何でしょう。それは、自分自身や担当する業務、役割や責任、周囲の環境や人間を、「どのように捉え、意味づけているか」。しかし社会やビジネス環境が大きく変化し、先の見通せない曖昧な状況が続く中、意味付けが難しく、モヤモヤした気持ちを抱えて悩んでいる人も多いのではないでしょうか。自己変革を実現するため、さまざまな現象をどのように捉え、意味づけを行えばいいのかをお話しします。
「組織内キャリア」から「生涯キャリア」への転換――40代からのキャリア再設計
組織から解放された後も30年を超える長い人生が待ち構えています。今や単なる「組織内キャリア」に留まらず、楽しみのある豊かな人生を最後まで送るための「生涯キャリア」が求められているのです。そのためにはパラレルキャリアとして中年期から準備し「最終的にどうありたいのか、大切にしたい価値観は何か」「残すカード、捨てるカード」を考えることが必要です。長い人生を俯瞰した「生涯キャリア」への転換について考えます。
キャリア形成に活かす「ポジテイブ心理学」
「より良い生き方や働き方を実現する」ために、キャリア形成の上で大切なこととは何でしょうか。ポジテイブ心理学では人間の「弱さ」と同時に「強み」にも焦点を当てることで、人生をさらに充実させ、豊かで幸福(well-being)なものにし、なりたい自分をいかに実現するかを研究します。人間のネガテイブな部分を決して否定するものではありません。「ポジティビティ3に対してネガティビティ1」のバランスで、両面をもつことに意味を置いています。レジリエンスを含め、キャリア形成にいかにポジテイブ心理学を活用するかについて具体的に考えましょう。