山下技術開発事務所 代表
元IBM Distinguieshed Engineer 現在は独立し、大手技術系/IT系企業の研究開発組織を中心に技術顧問として技術知見を提供しています。産業分野ではコネクテッドシステムやFAにおける品質情報基盤とIT/OT統合など、コミュニケーション分野では5Gネットワークの多段MECのアプリケーションアーキテクチャなどさまざまな技術課題の解決方針を企業に提供しています。アーキテクチャ構築手法やサービスプラットフォーム、ブロックチェーン、ゼロトラストアーキテクチャの研究にも取り組み、多くの技術セミナーを提供しています。
※ プロフィールの引用元は「Interop Tokyo カンファレンス 2022」になります。
※ 登壇者情報には同姓同名も含まれている場合があります。
※ 詳細は以下の一覧をご確認ください。
IOWNにおけるネットワークとデータ管理の融合 ~The Network is The Database~
DX時代に予想される爆発的なデータ量や、リアルタイムデータ処理への対応手段として、「次世代クラウドネイティブデータベース/データ管理技術」の検討が進んでいます。これはデータ管理基盤(データベースなど)を、構成要素(コンピュートやストレージなど)別に分離、すなわち“ディスアグリゲーション”して、エッジを含む分散クラウド基盤上に機能配備する技術です。そして、それらを必要に応じて動的かつ低オーバーヘッドで組み合わせることによって、データの処理・活用が効率よく提供できるようになります。 また、その実現に必要となる「QoSアウェアなネットワークサービスの提供方式」や、「データ管理技術との連携・融合」の必要性についても、並行して検討されています。 本セッションでは、IOWNなどにおいて、こうした次世代DXサービスにむけた検討に取り組んでいる活動者から、技術開発の必要性や意義、また、その際に予想される課題について、解説し議論します。
CBDCの動向と仮想通貨のビジネスチャンス
1. CBDCの動向とビジネスチャンス 東海林 正賢氏 ・デジタル通貨普及のメリット ・デジタル通貨の普及シナリオ ・金融機関の役割の変化 2. SNSベースの仮想通貨 山下 克司 3. パネルディスカッション~CBDCの動向と仮想通貨のビジネスチャンス ・山下 克司 技術顧問 ・東海林 正賢氏 ・東出 治久 プロデュース部門長 ・林 雅之 エバンジェリスト(ファシリテート)
Deploy Anywhere:モビリティにおけるアンビエント・コンピューティングへのK8Sの活用
本セッションでは、Kubernetes (K8S)を用いた『misaki』と、『メディア駆動型リアルタイムコンテントマネジメントフレームワーク』の概要を解説し、今後のモバイルエッジクラウド――エッジ・モバイルネットワーク(5G)・クラウドが協調――の時代における、「アンビエント・コンピューティング」※へのアプローチについてディスカッションします。 『misaki』とは、デンソーが研究開発しているソフトウェア基盤です。いわば自動車を「クラウドによってネットワーク化された分散アプリケーション環境のエッジ」と位置づけるもので、Kubernetesによって実現しています。「画像認識」や「AD/ADAS (Autonomous Driving/Advanced Driver Assistance System)」などの、さまざまなソフトウェアの実行環境としての活用を視野にいれています。 『メディア駆動型リアルタイムコンテントマネジメントフレームワーク』とは、中西崇文准教授(武蔵野大学 データサイエンス学部)が提唱するもので、センサーネットワークなどによって把握される「実社会の状況」に従って、コンテンツを選択する技術です。このフレームワークを用いることで、たとえば「走行地点の詳細情報」「精密な渋滞予測」「ドライブシーンに合った楽曲選択」などが実現できる――と考えられています。 そして、これらの技術をモビリティの分野に適用した「アンビエント・コンピューティング」の実現が試みられています。「運転中の人は従来メディア(スマホやパソコン)に触れることができない」一方で、自動車は「外部とのコネクテッドな機能」と「自動車自身が装備するセンサーネットワーク」から得た多種多様なデジタルメディアによって、これまでにないアンビエントなデジタル体験を提供できる媒体となる可能性を秘めています。 ※:Ambient computing。人間が指示を行わなくても、行動パターンや予測機能によってシステムを操作するコンピューター。IoTなどを通じて情報を収集。 <要旨> ・Kubernetes を用いたモビリティの車両―エッジークラウドのシームレスなソフトウェアデプロイ環境の概要 ・メディア駆動型リアルタイムコンテンツマネジメントフレームワークの概要 ・上記技術を組み合わせたアンビエント・コンピューティングの実現