岡部明子

東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授

東京生まれ。1985年、東京大学工学部建築学科卒業後、1987年まで磯崎新アトリエ(バルセロナ)に勤務。その後、日本に戻り1989年、東京大学大学院建築学専攻修士課程を修了し、再びバルセロナへ、建築などのデザインを手がける。1996年より東京。2004年より千葉大学助教授などを経て、2015年より現職。著書に、『住まいから問うシェアの未来』(編著、学芸出版社、2021)『高密度化するメガシティ』(編著、東京大学出版会、2017)、『バルセロナ』(中公新書、2010)、『サステイナブルシティ-EUの地域・環境戦略』(学芸出版社、2003)、『ユーロアーキテクツ』(学芸出版社、1998)、ほか。

SOCIAL INNOVATION WEEK 2021

2021/11/05 〜 2021/11/14
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岡部明子

東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授

いま、公共空間とは?

バルセロナは1980年代に公共空間政策や優れた都市デザインの文脈で注目を集め、世界中の都市がその戦略をモデルとして実装してきました。それから約40年後の現在、大規模な歩行者空間化(スーパーブロック)やオープンデータ戦略、DECIDIMなどを通して、バルセロナはもう一度別のかたちでの「バルセロナモデル」を打ち立てようとしています。 このセッションでは1980年代からバルセロナに滞在し、ヨーロッパにおける公共空間を通して都市を見つめ続けてきた岡部明子氏と、バルセロナが大規模にデジタルテクノロジーをまちづくりに活用し始めた2000年代から滞在し始めた吉村有司氏との対談を通して、都市における公共空間の可能性を探ります。