後藤英昭氏
東北大学
サイバーサイエンスセンター 研究開発部 ネットワーク研究部 准教授
2008年より東北大学准教授(サイバーサイエンスセンター),及び,国立情報学研究所客員准教授。1995年東北大学大学院工学研究科博士後期課程了,博士(工学)。画像認識,文書・文字認識,視覚障害者補助,モバイルネットワーク,認証連携,ネットワーク管理技術等の研究及び情報基盤の企画・運用等に従事。2017年より「セキュア公衆無線LAN ローミング研究会」発起人・幹事.2018年よりセキュア公衆無線LAN ローミング基盤Cityroamを立ち上げ,運用中.2017年よりWireless Broadband Alliance (WBA)の各種WGにて活動,ローミング基盤の立ち上げに貢献し,2019年WBA OpenRoamingに国内初参加を実現,2022年CONTRIBUTORS AWARD受賞.電子情報通信学会,情報処理学会,IEEE Computer Society会員。2011年よりGlobal eduroam Governance Committee委員(第1〜4期)。
Interop Tokyo カンファレンス 2023
- 国内講演者
- 教育・研究機関
- ディスカッション
- 教授
後藤英昭 氏
東北大学
サイバーサイエンスセンター 研究開発部 ネットワーク研究部 准教授
OpenRoaming:国際無線LANローミングがやってくる!
OpenRoamingは、WBA (Wireless Broadband Alliance)が推進する、安全性とプライバシーを確保できる国際的な無線ローミング基盤です。
OpenRoamingによって、ひとつのアカウントが世界中で利用でき、自動接続で利便性が高く、偽基地局や盗聴に対しても安全な、公衆無線LANなどを実現することができるようになります。
世界的には、AT&Tを筆頭に大手携帯電話会社も参加しており、SIM認証でOpenRoamingを利用することができるため、多様なアクセス方式を適材適所で、セキュリティを保ったまま使い分けることも可能になります。
本セッションでは、「OpenRoamingとその基礎になるPasspointの技術」と、「日本における取り組み」について紹介します。とくに、公衆無線LAN基盤としてOpenRoamingを採用する東京都の先進事例を紹介し、利点や課題などを抽出します。
<要旨>
●OpenRoaming 技術詳細と取り組み
●東京都における事例紹介
●Q&A、ディスカッション