浅見彰子氏
タイガー魔法瓶株式会社 取締役
上智大学工学部電気電子工学科卒。大学卒業後、Eastman Kodakを経てソニーへ入社。VAIO立ち上げや本社事業戦略部統括課長を歴任に独立、OKWave CIO、OKLIFE/OKMusic社長兼CEOを経て、2019年よりタイガー魔法瓶(株)取締役CPO兼CMO。要素技術開発・次の100年を見据えた事業戦略・商品企画・戦略的マーケティング・広報宣伝PR・知財法務などを横断的に担当している。 ワーキングマザー経験を生かし、安全で「毎日手間なく美味しい」調理家電の実現、人権・環境・健康に配慮したモノづくりの徹底、「ロマンとそろばん」の両輪が揃う、「次の百年もソーシャルグッドな企業」にすべく、邁進している。
INNOVATIVE CITY FORUM 2021
- 国内講演者
- 民間企業
- ディスカッション
- 役員
浅見彰子 氏
タイガー魔法瓶株式会社 取締役
働くの未来像 ~「働く」とは何か?リモートワークがもたらす社会の変容~
コロナ禍によって一気に普及したリモートワーク。アフターコロナでも、リモートワークはなくならないという調査研究もあり、今後もある程度リモートワークが日本で定着していくと考えられています。
そのことが社会全体に与えるインパクトを考えると、単に個人の働き方が変わることにとどまらない影響があると言われます。個人と家庭のあり方、人々の生活拠点、オフィスや商業施設の立地、街の構成・・・リモートワークの定着は私たちのライフスタイル、そして社会を大きく変えうるものなのです。
しかし、企業の側で長年定着してきた「働く」、「労働」に対する観念、特に「どれだけの時間働いたか」という「インプット」によって人材を管理し、評価してきた慣習やシステムを変えるのは容易ではありません。
このセッションでは、個人の「働く/労働」への意識がどのように変わり、企業は「働く/労働」への意識をどのように変えていけばいいのか、具体的に議論します。そしてリモートワークの定着がもたらす社会の変容を見据え、未来の「働く」という概念そのものを捉え直していきます。