渡邊守氏
NTT ワールドエンジニアリングマリン(株)
代表取締役社長
NTTワールドエンジニアリングマリン株式会社 代表取締役社長 1988年NTT入社。 通信端末の設置工事、修理、線路設備の敷設及び保守、電話交換機新設工事等に従事したのち、OCNサービスのオペレーション業務に従事。 その後、NTTコミュニケーションズが提供する法人向けサービスの故障受付センターでの業務を経験し、同社が保有するインフラ設備を統括するチームで活動。 2020年6月より現職。
Interop Tokyo カンファレンス 2023
- 国内講演者
- 民間企業
- ディスカッション
- 社長
渡邊守 氏
NTT ワールドエンジニアリングマリン(株)
代表取締役社長
海底ケーブルを取り巻く環境
トンガの海底火山の爆発による損傷の影響で関心を呼んだ「海底ケーブル」。本セッションでは、日本を、あるいは世界を取り巻く海底ケーブルの置かれた環境について紹介します。
いまやGoogleやMeta Platforms(旧Facebook)などの巨大プラットフォーマーが海底ケーブルの敷設に直接乗り出し、“主役交代”とまで言われていますが、その意図は一体どういったものなのでしょう。そもそも、海底ケーブルの実際の施工はどのように行われ、また故障の際にはどのように修理しているのでしょう。海底ケーブルと陸上側の設備の接続はどうなっているのでしょう。「火山の噴火」や「漁船によるうっかり切断」といった自然災害・事故をはじめとする、海底ケーブルの運用上のさまざまなリスクにどう対処しているのでしょう。結果、私たちの日常生活と海底ケーブルとは、どのような関りを持っているのでしょう。
海底ケーブルシステムの全体像を具体的な事例とともに俯瞰しつつ、潜在するリスクとそれに対する考察を含め、現在の通信ビジネスの最前線に迫ります。またNTTグループにおける海底ケーブル構築戦略の一端を紹介します。
<要旨>
●海底ケーブルが一般にも注目されるようになったきっかけ「トンガ海底火山噴火」
●不測の事態を防ぐメンテナンスの在り方
●建設ラッシュが続く海底ケーブルの敷設計画
●今後の市場見通し
●混沌とする国際情勢の中の海底ケーブル
●私たちが望む姿