一橋大学 名誉教授
1935年東京都生まれ。58年早稲田大学政治経済学部卒業。カリフォルニア大学バークレー校経営大学院にてPh.D.取得。現在、一橋大学名誉教授、日本学士院会員、中小企業大学校総長。2017年カリフォルニア大学バークレー校経営大学院より「生涯功労賞」を受賞。知識創造理論を世界に広めたナレッジマネジメントの権威。 主な著書に『失敗の本質』(共著)、“The Knowledge-Creating Company” (共著、邦訳「知識創造企業」)、”The Wise Company” (共著、邦訳「ワイズカンパニー」)、『直観の経営』(共著、英訳“Management by Eidetic Intuition”)、『野性の経営』(共著)など多数。
※ プロフィールの引用元は「TECH+ Business Conference 2023 ミライへ紡ぐ変革」になります。
※ 登壇者情報には同姓同名も含まれている場合があります。
※ 詳細は以下の一覧をご確認ください。
「ヒューマナイジング・ストラテジー」が日本企業の底力を引き出す
「未来に向かって新しい価値を生む動的主体」としての人間観に基づき、イノベーションを生む組織の「生き方」としてのヒューマナイジング・ストラテジーを「考える前に感じろ」「共通善を問え」「共感し知的コンバットせよ」「自律分散組織とスクラムが機動力の源」「あれもこれもが新たな知を創造する」等のキーワードで紐解き概説します。
『野性の経営~極限のリーダーシップが未来を変える~』より これからの未来をつくるリーダーが絶対に知っておくべき作法
従来の分析的経営では太刀打ちできない激動の時代において、イノベーションを組織的に起こすためには何が必要か。一橋大学 名誉教授の野中郁次郎氏の著書『野性の経営』のエッセンスから、その要諦と実践に必要な心構えに迫ります。聞き手は共著者であるフロネティック代表取締役の川田英樹氏。野中氏が『野性の経営』に込めた想いとは何か、そしてこれからの未来をつくるリーダーたちへ贈るメッセージとは。企業変革の実現に取り組むすべての経営者必見のセッションです。
脱サイエンス偏重 知識から知恵へ。これからのリーダーに求められる作法とは?
昨今、様々なITテクノロジーやサービスが成長し、多くの企業の働き方や意思決定のあり方を進化させました。一方で、あらゆるもののデータ化による、想いの無い最適化や、対話を伴うコミュニケーションの減少を感じる人は少なくないのではないでしょうか。働きがいが問われている昨今だからこそ、かつて日本の組織が持っていた暗黙知、サイエンスに偏重しない姿勢、野性などについてお話いただきます。
ヒューマナイジング・ストラテジー ―創造的共感経営の実践―
先行き不透明な時代に過剰な分析や計画、統制は役に立ちません。未来をつくるヒューマナイジング・ストラテジーの構想や実行は、一人ひとりが直接体験から得た直観を、共感を媒介に徹底的に対話することが起点になります。知的コンバットで得た共通善に向かう新しい価値を文脈に応じて機動的に実践していく実践知、地域社会・企業・国家の各レベルに普遍な組織的価値創造プロセスの本質やその基盤について紹介します。
ヒューマナイジング・ストラテジー ~ナラティブが実現する二項動態経営へ~
本講演では、現在の「日本的経営」の危機を直視し、経営者の方々と、未来への展望を考える機会としたい。組織的知識創造の起点となる共同化は人、モノ、環境すべてに対する「共感」によって達成されるものである。VUCAの時代にあっては、先の見えない変化に臨機応変に対応するには、数値分析に基づく論理的な戦略は役に立たない。新しい現実を共創する「生き方」のナラティブによるヒューマナイジング・ストラテジーこそが戦略の本質となる。一見、相反するアナログとデジタル、効率性と創造性をダイナミックに両立する知的機動力経営をともに実践しようではないか。
『ダイナミック』なイノベーション国家論
「ダイナミックケーパビリティー」理論の提唱者として知られ、世界の経営学界で最も論文が引用されている経営学者としても知られるティース教授と、「暗黙知」を基点にしたSECI理論や、その「アジャイル経営」具現化への貢献などで世界的に尊敬を集めている日本を代表する経営学者、野中郁次郎教授。2人は米カリフォルニア大学バークレー校の元研究仲間で、今も知的な交流が続いている。米中対立が深まる中、日本がイノベーションでリポジショニングしていくため、リーダーは何を考え、実行すべきか、国家戦略も踏まえて考察する。モデレーターは入山章栄早稲田大学ビジネススクール教授。