東京大学 大学院工学系研究科 教授 システムデザイン研究センター d.lab センター長 先端システム技術研究組合 RaaS理事長
1959年、三重県生まれ。東京大学工学部卒業。東芝研究員、慶應義塾大学教授などを経て、現在は東京大学大学院教授。「半導体のオリンピック」と称される国際会議ISSCCで、60年間に最も多くの論文を発表した世界の研究者10人に選ばれた。著書の『半導体超進化論 世界を制する技術の未来』は、英語、中国語、台湾語、韓国語に翻訳されている。
※ プロフィールの引用元は「ビザスク Innovation Day 2024」になります。
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次世代半導体 AI時代の戦略物資を読み解く ~日本の挑戦は世界に何をもたらすのか~
生成AIや量子コンピューティング等、テクノロジーの加速度的な進化に伴い、物理空間と仮想空間が高度に融合するデータ駆動型社会の到来が予想されています。 そのような中、社会を支える「インフラ」として世界中から注目を集めているのが、半導体です。 有望な成長産業・投資先としては勿論、単なる電子部品に留まらない、経済安全保障上の「戦略物資」としての側面も色濃くなっています。 先進技術や国際情勢の目まぐるしい変化の中で、ますます複雑さを増す半導体産業の現状と展望をどのように読み解けばよいのか? 「ラピダス」を始めとした挑戦がもたらす未来、日本が取るべき戦略とは? JSR株式会社 前名誉会長の小柴 満信氏と、東京大学 大学院工学系研究科 教授の黒田忠広氏、異なる立場から長年半導体産業に貢献されてきたお二方のご講演・対談により、深めてまいります。
半導体民主主義
エネルギー危機の解決なくしてデータ駆動型社会の持続可能な発展はない。そのために、生産効率の高い汎用チップからエネルギー効率の高い専用チップに時代が移る。汎用チップはデバイス製造の競争であったが、専用チップは設計の競争になる。より多くの人が専用チップを開発できること、すなわち半導体の民主化で世界を変える技術が生まれる。専用チップを従来の1/10の期間と費用で実現するAgile開発プラットフォームを創り、半導体の民主化を推し進め、世界の頭脳を惹きつけることが重要である。