黒田忠広

東京大学大学院 工学系研究科 教授 博士(工学) システムデザイン研究センター(d.lab)長 電気系工学専攻

1982年から18年間、東芝で半導体集積回路を研究開発。2000年から20年間、慶應義塾大学とカリフォルニア大学バークレイ校で教壇に立った。現在は、システムデザイン研究センターd.labセンター長、先端システム技術研究組合RaaS理事長、国際会議VLSIシンポジウム委員長を務める。IEEEと電子情報通信学会のフェロー、慶應義塾大学名誉教授。

第32回 Japan IT Week 春

2023/04/05 〜 2023/04/07
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • 教授

黒田忠広

東京大学大学院 工学系研究科 教授 博士(工学) システムデザイン研究センター(d.lab)長 電気系工学専攻

半導体民主主義

エネルギー危機の解決なくしてデータ駆動型社会の持続可能な発展はない。そのために、生産効率の高い汎用チップからエネルギー効率の高い専用チップに時代が移る。汎用チップはデバイス製造の競争であったが、専用チップは設計の競争になる。より多くの人が専用チップを開発できること、すなわち半導体の民主化で世界を変える技術が生まれる。専用チップを従来の1/10の期間と費用で実現するAgile開発プラットフォームを創り、半導体の民主化を推し進め、世界の頭脳を惹きつけることが重要である。