非財務資本と企業価値を繋ぐ 柳モデルとインパクト会計
取締役が把握すべき経営指標について PBR向上のためのエクイティスプレッドと「柳モデル」
日経平均が4万円を超えて最高値を更新する一方、企業価値創造の代理変数であるPBRは国際比較でも未だに劣位にあり、東証が引き続き改善を求めるように、日本企業の課題になっています。本講演では、企業価値向上の受託者責任に鑑み、「取締役が把握すべき経営指標」として、財務面で「エクイティスプレッド」と非財務面で「柳モデル」を提唱します。研究開発やM&Aなどの成長投資を前提に、これらはPBR向上への処方箋でもあります。
企業価値向上のための非財務価値の顕在化 ~日本企業の取り組み事例より~
非財務情報活用の重要性が急激に高まり、開示要請だけではなく企業内活用についても関心が集まる中、多種多様な非財務情報の価値を顕在化し、企業価値に結び付けていくか、そしてそれをいかにマルチステークホルダーに伝えるかが重要です。 本講演では、非財務価値可視化の第一人者である柳氏より、ESGの見えざる価値を企業価値につなげる「柳モデル」と企業が社会に及ぼす影響を捉える「インパクト加重会計」を紹介し、実践中の企業経営層による採用目的・効果について、実例を基にしたパネルディスカッションを行います。
見えざる価値の顕在化 ESGと企業価値を繋ぐ「柳モデル」
近年、企業を取り巻く環境変化のスピードが増し、財務情報だけでは企業が継続的に収益をあげ続けられるか判断しにくい傾向にある為、非財務情報の重要性が増しています。その中でESGや非財務情報の価値をいかに顕在化し、企業価値に結び付けていくかが大事だと柳氏は語ります。 ESGの見えざる価値を企業価値につなげる方法として“柳モデル“を世に送り出した柳氏に、企業価値向上を実現するための方策についてエーザイでの事例も交えてご講演いただきます。
「柳モデル」に基づくESG経営と人的資本最大化
世界の投資家はESGと企業価値の関連性の説明を求めている。講演者は、「柳モデル」を用いて、知る限り世界で初めて、重回帰分析で1企業のESGが遅延浸透効果を持ってPBRに正の相関を持つことを実証して統合報告書で開示した。特にエーザイでは人財投資が5年後に事後的に企業価値を高めることが証明された。 また、ハーバードビジネススクールとの共同研究で日本初のインパクト加重会計(IWA)による「従業員インパクト会計」を計算した。潜在的な人的資本の顕在化、最大化により日本企業の企業価値評価は倍増できる蓋然性がある。
“柳モデル”によるESGと企業価値の実証 見えない価値を見える化する
講演者(柳)は、知る限り世界で初めて、重回帰分析で1企業(エーザイ)のESGが遅延浸透効果を持ってPBRに正の相関を持つことを実証して統合報告書で開示した。 例えばエーザイでは人財投資が5年後に事後的に企業価値を高めることが証明された。 こうした相関に加えて統合報告書では具体的な因果のストーリーも訴求している。 また、HBSとの共同研究で日本初のインパクト加重会計(IWAI)による「従業員インパクトの会計」を開示した。 絶対的な解の無い「見えない価値を見える化」を皆さんと共に考察してみたい。
エーザイにおける ESG/非財務指標の経営管理への織り込み方 ―「柳モデル」のデジタルによる訴求 ―
SDGs 新時代における上場企業のアカウンタビリティとして、「ESG と企業価値との関係性の実証」が重要です。柳氏は、知る限りでは世界で初めて、一企業(エーザイ)の ESG が遅延浸透効果をもって PBR に正の相関を持つことを重回帰分析で実証して開示しましたが、その鍵は「ESG x Digital」でした。本講演では「柳モデル」とその実証、そして HBS(ハーバード大学経営学院)との日本初のインパクト加重会計の「従業員インパクト会計」を経営管理や投資家面談の実際も含めてご紹介いただきます。