江藤悦子氏
イオン株式会社
ダイバーシティ推進室長兼経営人材・人事システムリーダー
小売企業に入社、店舗勤務時に職場の労働環境、課題意識を抱き、組合活動に従事。入社5年目に労働組合の専従執行委員となり、職場の環境改善、男女共同参画社会の実現に取り組む。 2001年会社が会社更生法の適用を申請し、イオンの支援を受ける形でイオングループ入り。2002年会社に帰任し、営業、人事教育部門で経験を積む。当時の会社、株式会社マイカルでは初の女性店長となる。2006年には、教育マネージャーとして、マイカルとして6年ぶりの新店教育を担当し、現場における教育の醍醐味を感じる。2011年3月、正式にイオンリテール株式会社へ統合、同時にイオン㈱へ出向し、グループの人材育成に携わった。そこでの経験を活かすべく、マレーシアの子会社の出向し、人材開発、人事総務に従事。多民族国家のマレーシアではそれぞれの文化や宗教、パーソナリティを尊重しながら、意思疎通を図り、目標を達成させるという多様性のマネジメントと体感した。 2018年3月に帰国後は所属会社に戻るが、2019年より再度イオン㈱に出向し、経営人材・人事システムチームのリーダーとなる。経営人材の育成はイオングループにとって大きな課題であり、試行錯誤の繰り返しの日々である。2022年からは、経営人材の発掘と育成に従事する中で、女性の活躍推進を一気通貫で実現することをミッションに、ダイバーシティ推進室長も兼務している。
HRD Next 2023 - 人的資本経営のその先へ -
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江藤悦子 氏
イオン株式会社
ダイバーシティ推進室長兼経営人材・人事システムリーダー
次世代を担う女性リーダー成長の軌跡 – 創業者の理念を現代の組織マネジメントに落とし込む –
パンデミックによって引き起こされた小売・流通業界を取り巻く環境変化の波の中、同社において次なる未来を担うリーダーの発掘と育成は急務となっています。創業以来語り継がれてきた、組織風土や人づくりの理念やビジョンをどのように現在のリーダーたちは体現していくことができるでしょうか。
グループ企業各社から選抜された経営候補人材のプールを構築し、次なる経営者の輩出への取り組みを進める同社において、本セッションでは次世代を担う女性リーダー成長の軌跡と、人的資本経営の観点においても極めて重要とされる多様性の実現やリーダー育成の本質に迫ります。時代を超えても普遍的で色あせない創業者の理念を、この現代において体現することは、どんな価値や可能性を秘めているのか?人が育つとはどういうことなのか?女性リーダーの変容にフォーカスをあてて迫っていきます。