河合基伸氏

「AIが診断を支援し、ロボットで手術、病気はアプリで治療する」という時代が現実になりつつある。国産初の「手術支援ロボット」が登場し、「治療用アプリ」が日本で承認を受け、医師を支援するAIの活用が進んでいる。こうした最新技術の適用を人々がどのように感じているか受容性を独自調査した結果と合わせ、デジタルヘルスが拓く健康・医療・介護の未来を紹介する。

デジタル技術で医療の変革を目指す取り組みが、次々と社会実装のフェーズに移行し始めた。医師の診断を支援するAI（人工知能）の活用が進み、病気をアプリで治療する「治療用アプリ」が日本で初めて承認を受け、国産初の「手術支援ロボット」の販売が始まった。新型コロナへの対策のために、医療分野のDXはさらに加速しそうだ。医療のデジタル革命が拓く健康・医療・介護の未来を紹介する。