学習院大学 経済学部 教授
一橋大学博士(経済学)。日本学術振興会特別研究員(PD)、東洋大学などを経て、2019年より学習院大学准教授。2020年より現職。中央省庁の委員や東京大学エコノミックコンサルティングなど民間企業のアドバイザーも務めている。主な著書に『グラフィック マクロ経済学 第2版』(新世社、宮川努氏と共著)がある。
※ プロフィールの引用元は「HRカンファレンス2023-秋-」になります。
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現場が求める「人的資本経営」とは 形式的なデータ管理に留まらない人的資本経営の始め方
人的資本経営に向けた取り組みを進める中、どうしても人事主導の施策となり、現場の共感が得られないという課題を抱える方も多いでしょう。現場の共感を得て、人材価値を高めるには、一律の研修や教育を繰り返すだけでなく、現場が求める人材を確保し育成する機会を作ることが重要です。本講演では、学習院大学の滝澤氏をお招きし、「現場目線で企業人事が行うべきこと」や日々の学びを行動につなげる仕組みについてご紹介します。
データで紐解く企業価値を高める「人的資本投資」とは?
2020年「人材版伊藤レポート」の発表を機に「人材を資本として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方」と定義される「人的資本経営」への注目が国内で高まっており、 「人への投資がコスト」と捉えられる時代から、「人の価値を引き出す経営」が求められる時代へ変化を迎えようとしています。 一方で「人への投資と企業生産性にどのような関係があるのか」が不透明な状態において、意思決定に踏み切れていない企業様も多いのではないでしょうか。 そこで今回は学習院大学経済学部 教授 滝澤様をお迎えし、実際の分析データに基づいた、「企業価値と人的資本経営の関係性」について解説していただきます。「リスキリング」や「人的投資」が「企業生産性」に与える影響など、ビックデータ分析から見えてきたポイントを事例も交えてお伝えします。
日本企業の生産性はどうすれば向上できるのか
日本の労働生産性は低いと言われています。主要7ヵ国(G7)の比較では長年、最下位の状況が続いているのが実状です。一方で日本は労働力の減少が問題となっており、企業にとって生産性の向上は急務といえます。本講演では、マクロ経済学や生産性分析を専門とする学習院大学の滝澤美帆教授が、日本企業の生産性の状況を述べた上で、どうすれば生産性を向上できるのかを解説します。
日本の人的資本投資と経済成長
近年、日本においても重要視されている人的資本投資に関して、経済学における概念や生産性との関係に関するこれまでの研究成果を報告します。 具体的には、第一に、集計量(マクロ)レベルの人的資本投資の計測方法を紹介し、先進諸国との比較を行います。 第二に、人的資本投資に関する企業アンケート調査の結果を用いて、人的資本投資の生産性向上効果に関する研究を紹介いたします。 第三に、人材育