岐阜大学客員教授 / デンソー研究開発センター シニアアドバイザー / トヨタ自動車株式会社 トヨタソフトウェアアカデミー チーフエバンジェリスト / Design for ALL株式会社 共同創業者取締役
日本IBM、伊藤忠商事、SAPジャパン、北京大学方正集団、ビットアイル、エクイニクスを経て、2016年にデンソーに入社。クラウド関連およびアジャイルソフトウェア開発、サービスビジネス開発、オープンイノベーションの組織を立ち上げ、2021年1月に執行幹部就任、2025年1月からシニアアドバイザー。 また、トヨタグループ5社で開設するトヨタソフトウェアアカデミーに構想段階から参画するためトヨタ自動車に兼務出向中。岐阜大学ではデザイン思考を担当。
※ プロフィールの引用元は「Publink Summit for JAPAN 2026 SPRING」になります。
※ 同姓同名の登壇者も含まれておりますので詳細は以下の一覧をご確認ください。
AI時代の人材育成 ―2040年の人材ギャップに官民はどう戦略を描くべきか―
2040 年には、文系人材の余剰と AI・ロボット等利活用人材の不足という “数百万人規模” の需給ギャップが生じるとされています。この構造変化に対し、文科省・経産省と企業で、戦略を描きます。
コネクティッドカーが変える未来 〜価値創造とカーボンニュートラル・モビリティ〜
CASE――Connected(コネクティッド)、Autonomous/Automated(自動化)、Shared(シェアリング)、Electric(電動化)――をトリガーに、「自動車業界100年に一度の大変革期」と言われるようになってから、数年が経過しました。 すでに多くのクルマがインターネットを介してクラウドと繋がり、「リアルタイムの交通情報サービス」「災害時の通れた道マップ」「凍結路の視える化」「特定の曜日・時間帯・気象条件等で危険度が高まる地点の推定」「運転操作のスコア化」などの、さまざまな価値の創出が始まっています。さらに昨今では、このコネクティッド化の進展を活用し、「グリーンなモビリティ社会を実現しよう」「モビリティをカーボンニュートラルでグリーンなものにしていこう」という取り組みも始まっています。 一方、こうしたコネクティッド技術の課題として、ますます膨大となるデータをリアルタイムで処理することが求められてきています。また総務省においても、『自動運転時代の“次世代のITS通信”研究会』が立ち上がりました。そこで本セッションでは、それらに対応するための「エッジコンピューティング」「負荷分散」「それを支える無線通信技術」などについての議論を通じ、コネクティッドカーの未来を展望します。 <要旨> ●クルマのConnected 技術の最新動向 ●クルマのデータ活用による価値創出の最新動向
デジタル融合による変化に強いソフトウェアファーストなモノづくり
製造業に求められる生産システムは従来の大量生産から変わり、少量多品種や急激な需要変化の繰返し等、長期的な変化に強い生産システムが求められている。より変化に強い生産現場を実現するためのソフトウェアを中心としたモノづくりについて、デジタル技術を組み込み再構築した自動化ライン・設備および、生産現場での活用事例を用いて紹介する。
生産ラインのデジタル融合による変化に強い生産現場DX
製造業に求められる生産システムは従来の大量生産から変わり、少量多品種や急激な需要変化の繰返し等、長期的な変化に強い生産システムが求められている。 これらに対応すべく、生産現場を中心にデジタルトランスフォーメンション(DX)の取り組みが行われ、現在の生産現場ではIoTによる情報可視化による現場改善のDXが多く取り組まれている。 一方で生産自動化の主たる生産ライン・設備では、生産システムそのものがソフトウェアとハードウェアで強く結合していることにより、DXを妨げる要因になっているケースがみられる。 本講演では、より変化に強い生産現場を実現するため、自動化ライン・設備の構造をデジタル技術を組み込み再構築した生産システムについて、生産システムのアーキテクチャの企画・開発から実例を交えて紹介する。
デジタルを前提に現状を再構築する ~DXとソフトウェアファーストとアジャイルをまとめて考える~
近年、多くの企業がDX、ソフトウェアファースト、そしてアジャイルへ取り組んでいると思うが、この3つの単語が目的化してしまい、それぞれ個別の取り組みとなってしまっているケースがあるのではないだろうか?本講演ではこの3つをまとめて考える。
Internet by Designによるオープンビジネスイノベーションの実践事例
コロナ禍の前から見られた「デジタル社会の到来」と、「VUCA(Volatility:変動性、Uncertainty:不確実性、Complexity:複雑性、Ambiguity:曖昧性)な事業環境」の中で、日本企業の復活に最も欠けているものは「イノベーション」ではないでしょうか? このイノベーション、とくにビジネスのデジタルシフトについては、「Internet by Design的なオープンカルチャー」が必須と考えられます。組織の枠・会社の枠・業界の枠を超えた、オープンビジネスイノベーションです。 本講演では、Internet と IoT / Digital Transformationによって起こっているオープンビジネスイノベーションについて、 ・インナーソース的な企業内での取り組み事例 ・業際 (Business Boundary) を超える事例 ・業界を超えた事例 などについて紹介した後に、聴講者からのQ&A対応も含めて議論を行います。
Deploy Anywhere:モビリティにおけるアンビエント・コンピューティングへのK8Sの活用
本セッションでは、Kubernetes (K8S)を用いた『misaki』と、『メディア駆動型リアルタイムコンテントマネジメントフレームワーク』の概要を解説し、今後のモバイルエッジクラウド――エッジ・モバイルネットワーク(5G)・クラウドが協調――の時代における、「アンビエント・コンピューティング」※へのアプローチについてディスカッションします。 『misaki』とは、デンソーが研究開発しているソフトウェア基盤です。いわば自動車を「クラウドによってネットワーク化された分散アプリケーション環境のエッジ」と位置づけるもので、Kubernetesによって実現しています。「画像認識」や「AD/ADAS (Autonomous Driving/Advanced Driver Assistance System)」などの、さまざまなソフトウェアの実行環境としての活用を視野にいれています。 『メディア駆動型リアルタイムコンテントマネジメントフレームワーク』とは、中西崇文准教授(武蔵野大学 データサイエンス学部)が提唱するもので、センサーネットワークなどによって把握される「実社会の状況」に従って、コンテンツを選択する技術です。このフレームワークを用いることで、たとえば「走行地点の詳細情報」「精密な渋滞予測」「ドライブシーンに合った楽曲選択」などが実現できる――と考えられています。 そして、これらの技術をモビリティの分野に適用した「アンビエント・コンピューティング」の実現が試みられています。「運転中の人は従来メディア(スマホやパソコン)に触れることができない」一方で、自動車は「外部とのコネクテッドな機能」と「自動車自身が装備するセンサーネットワーク」から得た多種多様なデジタルメディアによって、これまでにないアンビエントなデジタル体験を提供できる媒体となる可能性を秘めています。 ※:Ambient computing。人間が指示を行わなくても、行動パターンや予測機能によってシステムを操作するコンピューター。IoTなどを通じて情報を収集。 <要旨> ・Kubernetes を用いたモビリティの車両―エッジークラウドのシームレスなソフトウェアデプロイ環境の概要 ・メディア駆動型リアルタイムコンテンツマネジメントフレームワークの概要 ・上記技術を組み合わせたアンビエント・コンピューティングの実現