木下良彦

日機装株式会社 取締役執行役員 日機装技術研究所長、品質保証担当

1989年日機装株式会社に入社。メディカル事業の営業に約5年従事した後、メディカル事業の事業開発部門で製品企画開発、事業開発、薬事業務などを担当し、新規事業や製品の立上げを担当。2016年からメディカル事業本部長、2017年取締役執行役員としてメディカル事業を牽引。基盤強化と収益力向上を目指した営業組織改革をリブ・コンサルティングの伴走を受けながら実行。2023年全事業の技術部門を東村山の拠点に集約し新設した日機装技術研究所の所長に就任し、現在、取締役執行役員日機装技術研究所長・品質保証担当として「交流」「育成」「発信」の3つの柱をコンセプトに事業の垣根を超えた研究・技術開発に取り組み、日機装の技術力を深化させイノベーションの創出に挑戦している。

ディープテックカンファレンス 2024

2024/06/18 〜 2024/06/18
  • 国内講演者
  • 民間企業
  • 役員

木下良彦

日機装株式会社 取締役執行役員 日機装技術研究所長、品質保証担当

日機装が挑み続けた「技術と経営」の歴史

1953年に当時の産業基盤となる「特殊ポンプ」の輸入と国産化に向けた挑戦から始まりました。特殊ポンプのコア技術をメディカル(透析装置)、航空・宇宙(航空機部品)の事業へと広げていった日機装。その製品たちは、社会基盤を支える石油・ガスの調達・供給現場や発電所、命に直結する医療現場、更に航空機など、いずれも「万が一」が許されない環境下で活躍しているものばかりです。 そのような環境で挑戦を続ける日機装の強みは、創業時からどのような状況下でも揺るがない高い技術にあります。コア技術を別事業へと活かし、「技術の日機装」と呼ばれる所以を紐解くとともに、事業開発の成功をいかにして組織の持続的な成長に繋げ、企業全体の進化に繋げていくのか、豊富な経験と独自の視点から深めます。