(株)Preferred Networks シニアリサーチャー・インフラ戦略担当VP
(講演者のプロフィールは、各イベントサイトからご確認ください)
※ プロフィールの引用元は「Interop Tokyo カンファレンス 2023」になります。
※ 登壇者情報には同姓同名も含まれている場合があります。
※ 詳細は以下の一覧をご確認ください。
データアーキテクチャとしてのTrusted Web
Trusted Webとは、インターネットを使ってデータのやり取りなどをする際に、データや相手を検証しやすくしたり、相手に開示するデータをコントロールできるようにする、「信頼の仕組み」をあらかじめ埋め込んだデジタル基盤です。 政府においても、『Trusted Web推進協議会』を軸に、『Trusted Webホワイトペーパー』の公表や『Trusted Webの実現に向けたユースケース実証事業』などの活動を通じ、開発・推進にむけた動きを強めています。結果、2022年以降、ユースケースの検証も拡大し、アーキテクチャの骨格が少しずつ見えてきました。 このセッションでは、実際にTrusted Webの開発に関わっているエキスパートから、アーキテクチャとプロトコルの在り方を中心に、2023年度のユースケース実証の取組をはじめとした最新の開発動向を紹介します。 <要旨> ●Trusted Webのアーキテクチャ ●Trusted Webのプロトコル ●政府の動き ●ユースケース実証例
エクサスケールコンピューティング時代に向け変革する最先端データセンタ
計算機の性能は指数関数的に成長し続けています。いまスーパーコンピュータの演算性能は、1秒間に100京回の浮動小数演算を行うことができる1 EFLOPS (エクサフロップス)を超える、エクサスケールコンピューティングの時代に突入しつつあります。 スーパーコンピュータはその演算性能に注目が集まりがちですが、大規模な計算機クラスタで高い性能を実現するためには、計算機資源を超高密度に配置することが重要です。するとたとえば、「1ワットあたりの演算性能として40 GFLOPS/Wをもたらす演算器」でも、1 EFLOPSの実現のためには、IT機器だけで25メガワットもの電力容量が必要になります。つまり、「大電力容量を大規模かつ効率的にIT機器に供給する技術」も不可欠となるのです。くわえて、こうした電源・冷却設備・ネットワークなどのデータセンタ設備に加え、それらを統合的に運用するための「制御技術」にも工夫が求められます。 本セッションでは、こうした高密度・大容量電力のデータセンタ設備の最新技術動向を紹介するとともに、最先端のデータセンタにおける技術的な課題について議論します。とくに具体例として、40 GFLOPS/Wに迫る高電力効率を実現した、Preferred Networksのスーパーコンピュータを取り上げて扱います。また、今後のエクサスケールコンピューティング時代にむけた、計算設備やデータセンタ技術について展望します。
インターネットエンジニアのための5G
5Gをはじめとしたモバイル通信技術は、「無線」と「ネットワーク」とに大別されます。このうち前者においては、3GPPなどによる独立した技術体系に基づいた高度化がたゆまず進んでおり、今日ではそれに追従し理解することは、たちまちには容易ではありません。また後者においては、IP技術を取り込んで進化しつつあるものの、一方でインターネットのエンジニアリングとは必ずしも整合せず、同じ(または近似した)技術を用いているにもかかわらず、技術理解の混乱を招きやすい状況に陥っています。 一方、モバイル通信技術者から見ても、インターネットは必ずしも十分に理解されておらず、両者の不整合による事故はこれまでにもしばしば生じてきました。 そこで本セッションでは、「モバイルとインターネットとの溝を埋めるための道筋」を示し、またインターネットエンジニアのみなさんに「5Gを理解するための手がかり」を提供すべく、『Open Mobile Network Infra Community(OMNI) Japan』のメンバーや、インターネットエンジニアリングのエキスパートを交えて、モバイルネットワークについてフレンドリーに説明します。 <要旨> ・モバイル(5G)ネットワークの構成 ~インターネットエンジニアむけ翻訳~ ・モバイルネットワークでも進むオープン化 ・“異文化コミュニケーション”の効率化に向けて