東京都立大学 大学院 経営学研究科 教授/経済経営学部 教授
株式会社日本長期信用銀行にて国際審査、海外営業等を担当後、ムーディーズジャパン株式会社格付けアナリストを経て、株式会社コーポレイトディレクション、ブーズ・アレン・アンド・ハミルトン株式会社でパートナーを務める。2011年より現職。事業会社の社外取締役、政府等の委員等を多く務める。東京外国語大学卒業、仏国立ポンゼ・ショセ国際経営大学院経営学修士、筑波大学大学院企業科学専攻博士課程修了。博士(経営学)。
※ プロフィールの引用元は「特別企画 グループ経営DXフォーラム(再編集版)」になります。
※ 登壇者情報には同姓同名も含まれている場合があります。
※ 詳細は以下の一覧をご確認ください。
グループ経営と事業ポートフォリオマネジメント
コーポレートガバナンスの実質化の動きは、企業におけるグループ経営/グループガバナンス、全社戦略、事業ポートフォリオマネジメントといった分野の高度化を迫っています。先進企業においては様々な試みが行われていますが、未だ方向性に迷っている企業も多いように見受けられます。また、こうした分野における機能を万全に発揮するためには、本社の役割の見直しや人的資本を活かす取り組みなども不可欠です。実効性ある改革を進めるために必要な心構えを具体的に考えていきます。
最高の経営に求められる新しい経営課題 ~コーポレートガバナンスの進化とサステナブルなグループ経営の実践~
今年に入り、コーポレートガバナンス改革の実質化が急速に進み始めた。今回はそうした1年を振り返り、これから将来に向けて企業が克服していくべき新しい経営課題を概観する。取締役会の機能改革から経営戦略の策定、経営管理の進化やサステナビリティへの対応、そして人的資本改革など企業が今度取り組むべき課題における重要なポイントを具体例やエビデンスとともに見ていくこととしたい。
サステナブル経営への取組と経営戦略との融合
SDGsがもたらした世界的な流れ、あるいはESG投資の隆盛を受け、企業においてもサステナビリティへの取組は今や経営レベルにおいて不可欠な課題となっている。いまだ社会貢献的な取組に留まっていたり、形式的な対応を続けていたりする状況から早く脱皮して、サステナビリティと経営戦略との融合を進め、真に企業価値を向上させる経営のありかたについて考察する。
全社戦略の効果的な実行とファイナンスの果たす役割
多くの企業は複数の事業を有しており、全社戦略、あるいは事業ポートフォリオマネジメントの重要性は高まるばかりです。また、資本市場からも効果的な事業再編、グループ経営の進化が強く求められている状況です。これらを考えていく上で、本社はいわゆる内部投資家としての機能を発揮しなければならなりません。そのためにどのようにファイナンス的な考え方、知識を役立てていけば良いのかを実践的に解説します。
コーポレートガバナンスがもたらすマネジメントの進化
コーポレートガバナンス・コードの導入から早くも7年を経過し、真摯に取り組んできた企業と受け身の対応に終始してきた企業との差は目に見えて広がってきました。この違いは、企業の将来にどのように影響するのでしょうか。また、その企業の舵取りをするマネジメントには、これから先何が求められるのでしょうか。ガバナンスとマネジメントは合わせ鏡のようなものでもあり、その進化の方向性を一気通貫で考えていきます。
ESG投資とサステナブル経営における進化の方向性
ESG投資の動きが広がる中で、機関投資家はどのような視点で企業を評価していけばよいのか方針や透明性が求められる時代となりました。一方、企業側も経済的価値と社会的価値の両立を追求し、ステークホルダーに分かりやすく将来の方向性を示すことが必要です。人権や環境問題、地政学的問題など資本市場や企業を取り巻く環境が厳しくなる中で、ESG投資と経営が好循環を生むため何が大切かを考察します。
経済的価値と社会的価値を両立する経営の実践
本講演は、変革を迫られる日本企業が、これから目指すべき新しい経営について考える機会としたい。企業が存続するためには、まず稼ぐ力を発揮し、経済的価値を高める必要がある。そのための一つの考え方として、2回目の改訂が本年施されたコーポレートガバナンス・コードで注目されている、事業ポートフォリオマネジメントの考え方について解説する。また、企業が社会の一員として長期視点の経営を行い、社会的価値を高めていくESG/SDGsを実践する上で、押さえておくべき重要なポイントをお伝えしたい。 このような取り組みを実践するために、重要な役割を期待されているのが、本社の企画・管理部門である。本講演が、これからの経営と企画・管理部門が目指す方向を掴むきっかけとなれば幸いである。